株式とは(2)

相場指標を継続的に見ることで「相場観」を養うことができます

株式は値動きのある金融商品ですので、株価全体のトレンドはどうなっているのか、あるいは市場の持つ熱やエネルギーはどのくらいなのかを知ることは、株式投資を行なう上でたいへん重要です。

こういったものは相場指標で確認できますが、相場指標を継続的に見ることによって、いわゆる「相場観(相場の現状を把握し、先行きの見通しを立てる力)」を養うことができます。

相場指標で特に重要なものは以下の4つです。

(1)株価指標

株価指標は、株式市場全体の値動きをさまざまな計算方法によって表示したものであり、株式市場全体の動向を捉えることができます。

なお、株価指標の代表的なものは日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)の2つであり、その定義は以下の表のとおりです。

日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)
株価指標 定義
日経平均株価
  • 東京証券取引所第1部に上場している銘柄の中から代表的な225銘柄を選定し、権利落ちや銘柄の入替えなどがあっても連続性を失わないように工夫された修正平均株価
東証株価指数(TOPIX)
  • 東京証券取引所第1部に上場している内国普通株式全銘柄を対象とした時価総額指数
  • 基準日(昭和43年1月4日)の時価総額を100として、現在の時価総額がどれだけになっているかを表わしている

(2)出来高

出来高とは、売買が成立した株数であり、株式市場の活況の度合いを示す指標の1つです。

一般的に、株価が上昇基調になると出来高は増加傾向となり、株価が下落基調になると出来高は減少傾向となります。

(3)売買代金

売買代金とは、売買が成立したときの価格(約定価格)に出来高を乗じて合計したものであり、出来高と同様、株式市場の活況の度合いを示す指標の1つです。

一般的に、株価が上昇すると売買代金は増加し、株価が下落すると売買代金は減少します。

(4)時価総額

時価総額とは、発行済株式(または上場株式)を時価評価した場合の合計金額であり、「時価×発行済株式数(または上場株式数)」で計算されます。

投資指標を活用しましょう

株式投資は、多くの人が「安い価格で買って高い価格で売り、売買益を得る」ことを目的として行ないます。そこで、「この株式は割安か?割高か?」「この株式の投資価値は?」といったものを測るため、投資指標とよばれるものが古くから投資家の間で考えられてきました。

主な投資指標の計算方法や基本的な意味、使い方などを表にまとめると、以下のとおりとなります。

主な投資指標
計算方法 基本的な意味、使い方など
PER(株価収益率) 株価÷1株当りの当期純利益
  • 企業の収益力に着目した投資指標
  • 一般的に、同業他社と比較して、PERが高いとその株価は割高、低いと株価は割安と判断される
PBR(株価純資産倍率) 株価÷1株当りの純資産
  • 企業の純資産価値に着目した投資指標
  • 一般的に、同業他社と比較して、PBRが高いとその株価は割高、低いと株価は割安と判断される
ROE(自己資本利益率) 当期純利益÷自己資本×100
  • 自己資本に対してどれくらいの当期純利益が出ているかによって収益性を分析する投資指標
  • 一般的に、ROEが高いほどその株式の収益性は高いと判断される
配当利回り 1株当りの配当金÷株価×100
  • 投資金額に対する配当金の割合
配当性向 配当金÷当期純利益×100
  • 発展途上にある企業は、「配当を行なうことによって利益を社外に流出させるよりも、内部留保することによって利益を事業拡大にあてるほうが株主に報いることができる」などの考え方から、すでに成熟した企業の配当性向よりも低くなる傾向がある

株式投資を行なう際には、これらの投資指標を活用して、売買するか否かを検討すると良いでしょう。ただし、投資指標は、あくまでも投資する銘柄を選んだり、保有している銘柄を売却するタイミングを計ったりする際の参考材料の1つであり、将来の株価の値上がりを約束したり、その時点の絶対的な株式価値を保証したりするものではありません。投資指標を活用する際には、この点についてあらかじめ留意しておく必要があります。

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