金融・証券用語解説
[ストラングル]
[ストラングル]
ストラングル (すとらんぐる)
オプション取引の手法で、同一の限月で異なる権利行使価格のコールオプションとプットオプションを組み合わせた取引。
相場の方向性に関係なく、相場が変動するかどうかを予想して行う戦略で、アウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションとプットオプションを同数買うロングストラングル(ストラングルの買い)は相場が変動するほど利益が上がり、アウト・オブ・ザ・マネーのコールとプットを同数売るショートストラングル(ストラングルの売り)は相場が狭い範囲でしか変動しないと予想される場合にとられる戦略です。
ロングストラングルは、ストラドル以上に相場が大きく動きそうだと予想される場合にとられる戦略です。現時点ではオプションを行使しても利益が出ないアウト・オブ・ザ・マネーのため、支払うプレミアムは安いですが、オプションを行使できる確率は低くなります。ショートストラングルは、ロングストラングルとは逆で受け取ることのできるプレミアムはショートストラドルより少ないですが、アウト・オブ・ザ・マネーのため相場の変動が大きくても収益を保つことができます。
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