既発の円建債券/知ってる?!既発債!

最近債券に興味をもって、いろいろと見ていたのですが、なかなか自分の条件に合うものが見つからず、相談をしてみることにしました。

既発債って?

債券って、発行されるタイミングが決まっているので、「こんな債券が欲しい!」と思ったときに希望の条件の債券が募集中じゃなかったりするんですよね。
それなら新たに債券市場で発行される新発債ではなく、既に発行されて、市場で売買されている既発債を見てみたら?既発債を見てみれば、希望の条件にあった魅力的な債券を見つけられるかもしれないよ!

既発債の4つのポイント

ポイント1 残存期間

早速、既発債をみているんですが、条件がいろいろあって、どう選べばいいのか…。選ぶポイントって何かありますか?
まずは、「残存期間」を比較していくといいよ。残存期間とは償還までの期間のことをいうんだ。既発債ならいろんな長さから選べるので、希望の投資期間に近いものを選べるよ。

ポイント2 既発債の価格

既発債の価格はいろいろなんですね。
債券の価格は金利動向と密接に関連していて、毎日変わるものなんだ。一般に、金利が上昇するときは、債券の利回りが上昇し、債券価格は下落する。反対に、金利が低下するときは、債券の利回りも低下し、債券価格は上昇すると言われているよ。
絵で見る解説! 〜金利と債券の関係〜 金利低下→債券価格の上昇要因 金利上昇 債券価格の下落要因 金利上昇→債券単価下落 金利低下→債券単価上昇

ポイント3 最終利回り

残存期間もさまざまで、価格も変わるとなると、
どのくらいのリターンがあるのか分かりにくいですね。
既発債の選ぶ場合は、最終利回りを確認するのが大事だよ。「最終利回り」とは、既発債を購入して、償還日まで保有したときに、購入金額に対して1年当りでどれくらいの収益を得ることができるかを%(パーセンテージ)で表わしたものをいうんだ。残存期間、単価によって、最終利回りは日々変動するよ。
絵で見る解説! 〜最終利回りの求め方〜 {利率(%)+(償還単価-購入単価)÷残存期間(年)}÷購入単価×100(%) 例えば…表面利率:1%、購入単価:99.95円、残存期間:2年、償還単価100円とすると…{1+(100-99.95)÷2}÷99.95×100≒1.026(%)

ポイント4 経過利子

ちょっと気づいたことがあるんですが、もし、途中で売ってしまった場合には、償還日までもっていればもらえたはずの利息分って、損になっちゃいますね・・・。
いいところに気づいたね!でも、そういうわけでもないんだ。既発債を購入するときには、経過利子というものがかかる。受渡日がその債券の利払日と異なる場合には、経過日数に応じて、買い手から売り手に利息相当分を支払うことになっているんだよ。
絵で見る解説! 〜経過利子〜 経過利息は前回の利払日の翌日から
受渡日までに経過した日数に応じて算出される

みんなも既発債のこと、わかったかな?

自分にあった条件の債券を見つけて、ぜひ、既発債を有効活用してみてね!

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