ダイワ最良執行システム(SOR注文)

ダイワ最良執行システム(SOR注文)とは

お客さまから注文を受託した際、東京証券取引所(以下、「東証」といいます)とダイワ・マッチングの価格を自動的に比較し、お客さまにとって有利と判断した方で注文を執行する仕組みです。

POINT1 ダイワ最良執行システムは、東証とダイワ・マッチングの価格を比較して有利と判断した方で注文を執行する仕組みです。

POINT2 ダイワ・マッチングとは、お客さまの注文を当社内で直接付け合わせる取引システムのことです。

POINT3 ダイワ・マッチングでは、東証と比較して有利または同値の場合に注文の付け合わせが行なわれます。

ダイワ最良執行システム注文執行イメージ

ダイワ最良執行システム注文執行イメージ
  • ダイワ・マッチングで注文が成立した場合は、東証の最良気配と比較した価格改善効果をお客さまに報告します。
    上記の例の場合、価格改善効果=(1,000円−999.5円)×1,000株=500円となります。
  • 最良執行方針とは、当社がお客さまから上場株式の注文を受託した際に、最良の取引の条件で執行するための方針および方法を定めたものです。詳しくはこちら 新規ウィンドウで開く

ダイワ最良執行システムの特長

割安で取引できる可能性

東証とダイワ・マッチングを比較して有利な価格を選択します。

手数料の変更なし

売買手数料は従来から変更ありません。また東証とダイワ・マッチングの手数料は同じです。

約定機会の向上

東証で約定できる価格がなくても、ダイワ・マッチングで約定できる可能性があるため、約定確率の向上が期待できます。

NISA口座でも適用できる

NISA口座での株式注文にも適用できます。

従来の執行方法も選択可

従来通り、取引所を指定することもできます。

価格改善効果が確認できる

取引成立後に交付される「取引報告書」や、ダイワのオンライントレードで確認できます。

ダイワ最良執行システムについて

対象のお客さま

大和証券に口座をお持ちの個人および法人のお客さま

提供開始

2023年12月11日以降が注文日となるご注文

発注方法

店舗、コンタクトセンター、インターネット経由のご注文

対象銘柄

株式会社QUICKが東証を優先市場として選定する銘柄※1

  • ※1
    東証上場外国証券、転換社債型新株予約権付社債、優先株式等、当社が指定する銘柄はダイワ最良執行システム対象銘柄から除きます
取引種類

現物取引(信用取引は対象外となります)

比較対象市場

東証およびダイワ・マッチング

市場選択の
方法・順序
  • 東証の気配とダイワ・マッチングの気配を比較し、お客さまに有利な価格※2と判断した市場等で注文を執行します
  • 価格比較を行なった結果、同値であると判断した場合は、原則、ダイワ・マッチングを優先します
  • 以下の場合はダイワ・マッチングでの注文の付け合わせは行ないません
    • 売買立会時間外
    • 始値決定前
    • 執行条件が寄り・引け・不成の場合
    • 特別気配、連続約定気配となっている場合
    • 東証において売買停止となっている場合
  • ※2
    有利な価格とは、以下を意味します。
    買注文の場合:東証の最良売気配とダイワ・マッチングの最良売気配を比較して、より低い価格
    売注文の場合:東証の最良買気配とダイワ・マッチングの最良買気配を比較して、より高い価格
  • ダイワ最良執行システムで行なう価格比較と取引所での約定成立までの間には、極めて微小ながら時間差が生じます。そのため、ダイワ・マッチングで対当した価格が、必ずしも約定成立時の東証の価格より有利とならない可能性がございます
注文価格・注文条件

指値、成行、オンライントレードでの条件付注文
(逆指値またはデュアル指値)のいずれも可能

注文有効期限

当日、出合、期間指定のいずれも可能

その他
  • 売買単位、制限値幅、呼値単位は東証と同一条件となります
  • ダイワ最良執行システムの非対象銘柄をご注文の場合、株式会社QUICKが優先市場として選定する金融商品取引所市場、またはお客さまがご指定の市場に取り次ぎます

注文方法

オンライントレードでの注文方法

国内株式(現物取引)の注文画面において、「SOR注文」欄の「する」を選択いただくことで、ダイワ最良執行システム(SOR)への注文が可能です。
なお、注文画面の初期表示では「する」が選択されているため、市場を指定する場合(SOR注文で発注しない場合)には「しない」を選択していただく必要があります。

  • 「執行条件」欄において、「寄付」「引け」「不成」を選択した場合は、SOR注文はご利用いただけません。
オンライントレードでの注文方法イメージ オンライントレードでの注文方法イメージ

お店(お電話)・コンタクトセンターでの注文方法

国内株式(現物取引)のご注文の際は、原則SOR注文としてお受付いたしますが、SOR注文を希望されない場合はその旨をお伝えください。

注文・約定照会画面について

オンライントレードの「注文・約定照会」画面では、SOR注文で発注された銘柄については、「銘柄名」欄に「SOR」が表示されます。

  • 注文の訂正をされる場合、SOR注文のご利用有無(「する」「しない」)については訂正できません。
注文・約定照会画面イメージ 注文・約定照会画面イメージ

価格改善状況の詳細について

ダイワ最良執行システムを用いた結果、ダイワ・マッチングで注文が成立した際には、「取引報告書」にて価格改善状況をご報告させていただきます。

  • 「報告書電子交付」の申込みをされているお客さまについては、オンライントレードでご確認いただけます。

上記のほか、ダイワ・マッチングでの約定時刻、ダイワ・マッチングへ回送すると判定した時刻ならびにその時刻のダイワ・マッチングおよび東証の最良気配等については、お取扱窓口、もしくはコンタクトセンターまでお問合わせください。

取引報告書イメージ

公開買付規制に係るご留意事項

ダイワ最良執行システムを使用し、東証よりもダイワ・マッチングの価格が有利であった場合、対当した注文は東証の立会外取引(単一銘柄取引:ToSTNeT-1)にて約定が成立します。

買注文が立会外取引で成立した場合、買付後の株券等所有割合によっては金融商品取引法に規定する公開買付規制に違反することとなります。

発注の際には公開買付規制に抵触する可能性の有無をご確認いただいた上、発注により抵触する可能性がある場合及び抵触の可能性がある数量を発注される場合には、発注時に最良執行市場を選択せずに金融商品取引所市場をご指定ください。

ダイワ最良執行システムを利用したことによる公開買付規制及び他の法令諸規則違反については当社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

  • SOR注文で発注しない場合には、SOR注文欄の「しない」を選択していただく必要があります。
公開買付規制に係るご留意事項 画面イメージ

よくあるご質問

SORとは何ですか?

Smart Order Routingの略で、複数の市場等(取引所、PTS、ダークプール)からお客さまにとって最も有利な価格を提供している市場等を選択し、注文を執行することです。

利用するためにどのような手続きが必要ですか?

お客さまにとっていただく手続き等はありません。

対象外となる注文・取引は何ですか?

取引約款等において執行方法を特定している取引、単元未満株の取引、信用取引等がダイワ最良執行システムの対象外となる取引です。(信用取引は東証規制で認められていないため)

取り次がれる市場等によって手数料は変わりますか?

変わりません。
ダイワの最良執行システムを利用して、東証とダイワ・マッチングのどちらで注文が成立しても、これまでと同じ手数料体系となります。

ダイワ最良執行システムにリスクはありますか?

原則、お客さまにとって不利な約定となる事はありません。
ただし、ダイワ最良執行システムで行なう価格比較と取引所での約定成立までの間には、微小ながら時間差が生じるため、ダイワ・マッチングで対当した価格が、必ずしも約定成立時の東証の価格よりも有利とならない可能性がございます。

ダイワ・マッチング(ダークプール)の運営会社

会社の概要

名称 大和証券株式会社
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 グラントウキョウノースタワー
代表者 代表取締役社長 荻野 明彦
登録番号 関東財務局長(金商)第108号
関東財務局長(7)第01412号
関東財務局長(代信)第60号
関東財務局長(銀代)第145号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会
運営会社による
自己勘定取引の有無
有り

他の取引参加者の概要

機関投資家、ブローカーディーラー、ヘッジファンド等

株式等のお取引にあたっての手数料等およびリスクについて

手数料等の諸費用について

  • 株式等の売買等にあたっては、「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗(支店担当者)経由で国内委託取引を行なう場合、約定代金に対して最大1.26500%(但し、最低2,750円)の委託手数料(税込)が必要となります。また、外国株式等の外国取引にあたっては約定代金に対して最大0.99000%の国内取次手数料(税込)に加え、現地情勢等に応じて決定される現地手数料および税金等が必要となります。

ご投資にあたってのリスク等

  • 株式等の売買等にあたっては、価格等の変動(裏付け資産の価格や収益力の変動を含みます)による損失が生じるおそれがあります。また、外国株式等の売買等にあたっては価格変動のほかに為替相場の変動等による損失が生じるおそれがあります。
  • 信用取引を行なうにあたっては、売買代金の30%以上で、かつ30万円以上の委託保証金が事前に必要です。信用取引は、少額の委託保証金で多額の取引を行なうことができることから、損失の額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。

ご投資にあたっての留意点

  • 取引コースや商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、契約締結前交付書面、目論見書、等をよくお読みください。
  • 外国株式の銘柄には、我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示が行なわれていないものもあります。