金融・証券用語解説
[転換社債型新株予約権付社債]
[転換社債型新株予約権付社債]
転換社債型新株予約権付社債 (てんかんしゃさいがたしんかぶよやくけんつきしゃさい)
事前に決められた条件でいつでも株式に転換できる権利の付いた社債のこと。
英語表記「Convertible Bond」の略でCBとも呼ばれます。株価が転換価格(行使価格)を上回ってくれば、株式に転換して売却すれば値上がり益が得られ、上回らなくても債券として定期的に利息が得られる上、満期まで持てば額面で償還されるため、株式ほどの値下がりリスクはありません。転換価額下方修正条項、コールオプション条項、期中償還権などさまざまな条項が付いたものがあり、取引所に上場されています。以前は単に「転換社債」と呼ばれていましたが、2002年の改正商法施行で「ワラント債」と債券種別が同一となり、法律上の名称はともに新株予約権付社債に統一され、転換権も新株予約権に改められました。このため、従来の転換社債は転換社債型新株予約権付社債、従来のワラント債は新株予約権付社債と呼ばれ、区別されています。
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