金融・証券用語解説
[不動産投資信託]
[不動産投資信託]
不動産投資信託 (ふどうさんとうししんたく)
不動産を運用対象とした投資信託のこと。
米国では「REIT(Real Estate Investment Trust)」と呼ばれています。日本でも、2000年11月に改正投資信託法が施行され、設定が可能になりました。「日本版REIT」「J-REIT」ということもあります。投資家から集めた資金をオフィスビルや証券化商品などに投資し、得られた収益を投資家に分配します。これまでの一般的な投資信託と大きく異なり、通常は元本の解約請求ができません。このため換金ニーズに対応する目的で東京証券取引所に上場しており、投資家が換金したい場合や購入したい場合には、一般の株式と同様に証券会社を通じて取引所に売買注文を出すことになります。
上場しているため、J-REITは株式と同様にマーケットの価格変動リスクにさらされることになりますが、比較的安定した配当が期待できるため、価格が下落した場合には配当利回りが高まることにより価格の下支え機能が働くと考えられます。
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