金融・証券用語解説
[私設取引システム]
[私設取引システム]
私設取引システム (しせつとりひきしすてむ)
東京証券取引所などの証券取引所を通さず、証券会社のコンピューター上で株式などの有価証券を取引する仕組み。
英語表記「Proprietary Trading System」の略で「PTS」ともいいます。PTSは、取引所類似の取引システムで、いわゆる取引所集中義務の撤廃に伴い、市場間競争の促進によるイノベーション喚起や利用者の利便性向上への期待から1998年の証券取引法(当時)改正により導入されました。米国や欧州では既に主力市場に成長しています。
PTSでは、利益相反や自主規制などの問題から、以前は信用取引は認められていませんでしたが、金融審議会のワーキング・グループでの議論を経て、現在では制度信用取引は可能となっています。
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