金融・証券用語解説
[アノマリー]
[アノマリー]
アノマリー (あのまりー)
理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則のこと。
相場格言として伝えられているものが数多くあります。一般的には、いわゆる法則や理論から合理的な説明ができない現象を「アノマリー」といいます。
代表例をあげると、「4月高、こいのぼり天井」という相場格言があり、新年度になると新規資金が流入し、5月の初旬ごろまでは相場が上昇しやすいといった理論的根拠のあるものもあります。しかし、「2日新甫(しんぽ)は荒れる」という相場格言は、2日から取引が始まる月は相場が荒れることが多いというものですが、なんら合理的な説明がつきません。相場は、人間の心理によって大きく左右される場合があり、経済合理性だけに基づいて動いているわけではないということです。
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