ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.323(2024年9月13日)Z世代のNISA投資家、株価急落で何を思う!?
先日、日経新聞に以下のコメントとグラフが載っていました※。
日経平均株価は先月、4万2000円を超えて過去最高値を更新した。ところが、今月5日には4451円も急落して、今年の値上がり分を帳消しにし、その後も乱高下が続く。新しいNISAを通じて投資を始めた多くの人々は、市場の暴力的な素顔に戸惑っている。
株価急落は個人投資家を傷つけた
でも、これは日経コメンテーターの意見。実際にNISA投資家自身がどんなふうに株価急落を感じたのか、セミナーが終わった後、参加者に私のほうから質問をしてみました。
答えてくれたのは、銀行でNISAをはじめた20代の女性。そのきっかけは、定期預金が満期を迎え、「預金は定期でも利息はほとんどつかないから、NISAのほうがいい」と言われ、その通りだと思ったから。毎朝、スマホでチェックして、「100円でも上がっていたら、朝から気分がいい感じ(^^♪」だそうです。そして、「株価が大きく下げたのは知っているけど、下がっても、また上がると思うから、何もしていない」とか。
なぜ、そのように思うのか?私が想像するに、例えば、今年25歳になる人が、人生の中で最も多感だと言われる13歳以降に経験している日本の株式市場は、以下のようになるからではないでしょうか。Z世代の皆さまの、株価は上がるものだとの相場観、私も見習わなければと思った次第です。
10代から20代に経験している日本株式市場
- ※出所:日本経済新聞(2024/8/15朝刊)、Deep Insight 『「株嫌い」80年目の脱却を』、グラフは同記事を参考に筆者が作成
大和証券
2024/8/23作成
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