ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.251(2023年4月28日)預金ばかりじゃない、元気いっぱいの60代のiDeCo運用

今、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)で掛金を一番たくさん積み立てているのは60代、4号加入者と呼ばれる国民年金の任意加入被保険者の皆さまです※1

この60代のiDeCo加入者の皆さま、一体、どんな運用をしているのでしょうか?大和証券が提供するiDeCoプラン「ダイワのiDeCo」の加入者データをもとに、まずは資産として保有している商品を確認してみました。

「ダイワのiDeCo」 4号加入者の運用状況※2

「ダイワのiDeCo」 4号加入者の運用状況※2

いかがでしょうか?上図の円グラフで、①が60代の加入者、②が年代問わず、加入者全体の傾向です。ざっくり言えば、60代の皆さまはアクティブファンドによる運用を減らして、インデックスファンドと預金に振り向けている、そういうイメージになるかと思います。でも、その預金による運用割合が大幅に増えているわけではなく、預金以上にインデックスファンドでの運用割合が増えています。ですから、60代になっても積極的な運用を続けている、と言ったほうが適切かもしれません。

なお、これは現時点での資産残高で比較したもの。運用を見直すという意味では、運用商品の預け替え(スイッチングと言います)だけでなく、毎月の掛金で購入する商品を変更する方法もあります。そこで次に、4号加入者が掛金で選択している商品を確認してみました。

上図の円グラフ、①と③の比較で一目瞭然ですが、ほぼほぼ同じですね。つまり、60代になったからと言って、運用を保守的に見直しているわけではなく、引き続き投資信託を活用した資産形成に取り組んでいる、ということです。こんな元気いっぱいの60代のiDeCo運用、ぜひ、若い皆さまも見習ってほしいと思いますね。ご参考まで。

大和証券
2022/11/4作成

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