新型コロナ感染が拡大した昨年の3月以降、義父が入所している特養では、原則、面会謝絶が続いています。この1年を振り返ると、義父に会ったのはたったの4回、3カ月に一度の通院で付き添うときだけでした。新型コロナがまん延する前は、毎週末、あるいは2週間に一度は特養に顔を出していました。義父と近所の川沿いをよく散歩していましたが、なんだかそんな記憶も随分と昔のことのように感じます。
先日、義父がお世話になっている特養から、「評価表」なるものが送られてきました。義父のケアプランが適切かどうか、定期的に評価するために作成されるものです。この1年は義父の暮らしぶりを目の当たりにしていないので、義父の日常を知る唯一の手がかりとも言えます。また、「評価表」には、ケアプランで掲げられた短期目標の実現度合いが5段階で記載されています。言わば、「義父の通信簿」のようなものですね(笑)。今回の成績?はこんな感じでした。
義父の評価表(抜粋)
通信簿風に言うと、4(○)が1つで3(△)が3つ。特に、「他入居者とよい関係性を築く」の4が嬉しいですね。というのも、以前は他入居者とのトラブル(一言で言えば、“喧嘩”です…)で、妻や私が特養から頻繁に呼び出しを受けていた時期もありましたので。でも、「評価表」のコメント欄に「感染症予防対策にて、他のご入居者様との距離を比較的広めに取っており、一定の距離を置いていただいております」とありました。義父の成績がアップしたのは、入居者同士でもソーシャルディスタンスを確保していることが理由なのかも知れません。コロナ収束後もこの成績が続くことを祈るばかりです。
実現度合いが○なので、新たに目標が設定されることになりました。「評価表」に同封されていたケアプランを確認すると、「安心して入浴ができる」という短期目標が追加されていました。義父は入浴が大好きなのですが、ついつい入浴時間が長くなりがちで、先月と今月の2回、湯あたりのような症状で意識を失った、とのコメントが「評価表」にもありました。症状が出た当日、妻には特養から電話で報告がありましたし、新たな短期目標を設定し、今後、しっかりとケアいただけることも確認できましたので一安心です。
「義父の通信簿」をじっくり読むと、コロナ禍で極度の緊張が続く中でも、特養スタッフの皆さまが義父を丁寧にケアいただいている様子が分かりました。感謝の言葉しかありません。
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2021/4/23作成
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