皆さん、初詣はどこに行かれますか?ご自宅やご実家の近くの神社やお寺?それとも、年始の風物詩として、テレビや新聞などで報道される初詣スポットでしょうか?以前、我家では七福神巡りを兼ねて初詣に出かけていました。でも、歳を重ねたことの裏返しですが、都内の七福神はほぼ行き尽くしてしまいました。正月なのに奥多摩の道路を妻と二人で寂しく歩いていた時、「来年はもう止めよう」と新年早々、ネガティブな誓いを立てたことを覚えています(苦笑)。
そんな我家の最近の流行りは「フライング初詣」。初詣スポットの有名どころへ、正月ではなく、年末に出かけています。ここ数年では、成田山新勝寺や西新井大師、川崎大師へ「フライング初詣」しました。もちろん空いているのでシッカリとお参りできることが最大のメリットですが、我家の楽しみは、正月は激混みで到底辿りつけないであろう参道グルメをノンビリと満喫できることです。あまり流行って混んでしまっても困りますが、それでもおススメしたい年末の過ごし方ですね。
そして、昨年末、「フライング初詣」として少し足を延ばして訪ねた箱根神社では、参道グルメ以外にもご利益がありました。まず、妻の長年の夢が具体的にイメージできる出会いがあったこと。常々、妻は「文鳥と一緒に散歩したい!」と、私からすれば何だか不思議なことを言っていたのですが、箱根神社の参道で本当に鳥と一緒に散歩しているご夫婦に会ったのです(驚)。文鳥とフクロウ、鳥の種類に違いはありますが、妻は大喜び、私は妻が言っていたことが「なるほど、こういうことね!」とようやく理解できました。
箱根神社を訪ねる際、箱根湯本から元箱根までバスに乗ったこともご利益の1つでした。台風19号の被害で箱根登山鉄道の一部区間が運休しているから、という理由を考えると、「ご利益」との表現は不適切かも知れませんが、そのバスが走ったのは箱根駅伝の5区、山登りのコースそのものでした。バスでさえエンジン音を軋ませながら登る坂道を目の当たりにし、箱根ランナーが山登りに臨む覚悟を少しだけ理解できた気がしました。正月の箱根駅伝中継を例年以上に熱心に観戦したのは言うまでもありません。
最後に年初の抱負を一言。昨年話題になった金融庁の報告書には、「現役期は、長寿化に対応するため、早い時期から長期・積立・分散投資の有効性を認識して、少額からでも資産形成の行動を起こす時期」とあります。「早い時期から」というのは、まさに「フライング」とも言えますので、今年も引き続き、現役世代に皆さまには、「老後資金をフライングして準備するご利益」を伝えていきたいと思います。
大和証券
2020/1/10作成
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