ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.59(2019年7月26日)「令和」の時代の現実/老後への不安を考える時期が早まっている!

先日、元号としての「平成」が幕を閉じ、「令和」がはじまりました。この「令和」はまさに人生100年の時代となり、現役世代のライフスタイルもますます多様化する、と言われています。今回は、現役世代のライフプランについて、特にお金に関する考え方の変化を確認してみましょう※1

まず、金融資産の保有目的について、金融広報中央委員会の調査※2をもとに、「団塊ジュニア世代※3」と「ミレニアル世代※4」の2007年と2017年の金融行動・態度を比較してみました。一目瞭然ですが、「老後の生活資金」を目的とする割合が大幅に上昇しています。また、同じ調査の「年金支給時に最低準備しておく貯蓄残高」という質問項目では、年代や世帯構成を問わず、2007年から2017年にかけて目標貯蓄残高が大幅に増加しています。特に、一人暮らしの「ミレニアル世代」ではその傾向が顕著で、2007年時点の目標貯蓄残高が1,774万円であったのに対し、2017年時点では3,075万円となっています。

つまり、老後の準備を考える時期が早まっているのです。そして、これが「令和」の時代の現実なのかも知れません。

金融資産(貯蓄)の保有目的

  • ※1 大和総研金融調査部「大きく変わる金融業の次世代顧客層」(大和総研調査季報 2019年春季号 Vol.34)を参考に作成
  • ※2 「家計の金融行動に関する世論調査」
  • ※3 1971〜74年に生まれた人
  • ※4 2000年代に成人あるいは社会人になる世代

大和証券 確定拠出年金ビジネス部
2019/5/17作成

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