ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.350(2025年3月28日)DCでは、今や投資信託で自分年金づくりが当り前!?

日本で企業型確定拠出年金(DC)がはじまったのが2001年、愛称でiDeCo(イデコ)と呼ばれる、個人型DCは2002年にはじまった制度です。企業型でも、iDeCoでも、DCは原則、掛金を毎月積み立てて、自分で選んだ商品で運用し、60歳以降に受け取る、つまり、公的年金を上乗せするための自分年金をつくる、そんな制度です。
DCは税制メリットに注目が当たりがちですが、運用商品では投資信託だけでなく、預貯金等の元本確保型商品を選ぶことができるのも特徴の一つです。そして、かつては、「DCの運用資産は、6割以上が預貯金や保険等の低リターン商品になっている」、こんな指摘がありました。以下のグラフでは、企業型でもiDeCoでも、ちょうど今から10年ほど前、2015年頃がそのような状況でした。
企業型DC運用資産の残高構成比※

しかしその後、特にiDeCoの普及が進むにつれて、今や様変わり、企業型DCの運用資産の7割弱が、そして、iDeCoではその7割以上が投資信託になっているのです。つまり、投資信託を活用し、長期・積立・分散の「投資の三大原則」で投資のリスクをコントロールしながら自分年金をつくる、これが企業型でもiDeCoでも、当り前の時代になっている、そんなふうに言えるかと思います。ご参考まで。
iDeCo運用資産の残高構成比※

- ※出所:運営管理機関連絡協議会「確定拠出年金統計資料」
大和証券
2025/2/28作成
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