iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の拠出限度額が変更になった2024年12月、月間の新規加入者数は72,168人、これは過去最高の水準になると前回コラムでお伝えしました。逆に過去最低水準はiDeCo制度が始まった2002年1月、月間の新規加入者数はわずか95人でした……。
その後15年間、毎月の新規加入者は数千人レベルでしたが、2017年1月の加入対象者拡大以降、iDeCoという愛称とともに、積立、運用、受取のそれぞれで用意されている税制メリットが広く知られるようになって加入者が増え、今に至っています。
iDeCo加入者の推移※1
なお、年代別にiDeCo加入者割合を約10年前と比べてみると、20代、30代は微増、加入者割合の中心は依然として40代や50代以上です。iDeCoは公的年金を上乗せする制度、老後資金準備が自分事として具体的に視野に入るのが40代からだから、そんな理由なのでしょう。
一方で興味深いのが、男女別のiDeCo加入者割合。実はこの10年ほどで女性の加入者割合が明らかに増えているのです。もしかしたら、iDeCoの税制メリットについては、男性よりも女性のほうが理解や感度が高いのかもしれない、そんなふうに思っているところです(笑顔)。
年代別・男女別のiDeCo加入者割合※1
大和証券
2025/2/21作成
商号等:大和証券株式会社 金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第108号
確定拠出年金運営管理機関登録票 確定拠出年金運営管理業
登録番号769 大和証券株式会社
©Daiwa Securities Co.Ltd.