新NISAのよくあるご質問、4回目となる今回は、新NISAの新しいルール、非課税保有限度額です。ご一読下さい。
新NISAでは、非課税で保有できる最大金額が一人1,800万円まで(内枠として、成長投資枠は1,200万円まで)と決められました。これを非課税保有限度額と言います。新NISAを利用するにあたっては、この総枠を超えないように管理されることになります。
非課税保有限度額は、商品の買付金額の合計で管理されます。買付後に商品が値上がりしても、非課税保有限度額には影響しません。つまり、値上がりして1,800万円を超えても、売却する必要はありません。
全体の1,800万円のうち、つみたて投資枠と成長投資枠の内訳は自由に決めることができます。ただし、成長投資枠として利用できるのは最大1,200万円までです。そのため、成長投資枠のみを利用する場合は1,200万円までしか非課税枠を利用できないことになります。なお、つみたて投資枠のみで1,800万円を使い切ることは可能です。
1,800万円の非課税保有限度額をすべて使い切った場合でも、保有する商品を売却することにより、売却した商品の買付金額相当分について、翌年以降に非課税枠の再利用が可能になります。
なお、年間投資枠の上限は、つみたて投資枠と成長投資枠をあわせて年間360万円と決まっています。ですので、売却した翌年以降に、売却した商品の買付金額相当分を上乗せして、年間360万円を超える非課税投資はできません。
また、年間投資枠の上限以下であっても、非課税保有限度額の上限(合計1,800万円まで、うち成長投資枠は1,200万円まで)を超える投資はできません。
大和証券
2024/2/16作成
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