ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.292（2024年2月9日）新NISAのよくあるご質問①／口座開設編

2024年から新NISAがはじまりましたね。そして最近のセミナーで聞かれることは、新NISAのことばかりですね（笑顔）。ですので、新NISAのこと、いくつかのカテゴリーにわけて、よくあるご質問を整理してみました。初回となる今回は、口座開設編です。ご一読ください（^^♪

• Q：
  新NISA口座を使用するにあたって、年齢の制限はありますか？
• A：

  新NISAの対象年齢は、国内に住んでいる18歳以上で、もう少し詳しく言えば、1月1日時点の年齢が18歳の年から利用できる制度です。ですから、去年までの旧NISAなら未成年用のジュニアNISAがありましたが、新NISAでは未成年用のNISAはない、ということになります。とはいえ、新NISAは旧NISAと比べ、非課税投資枠が拡充され、非課税保有期間も無期限化されましたので、例えば、子どもの教育資金をご両親の新NISA口座を使って準備する、といった使い方もできるかと思います。今ある制度をうまく活用する、こんな視点が新NISA活用でも大切になると思います。

• Q：
  新NISA口座を複数の金融機関で開設することはできますか？
• A：

  新NISA口座は、おひとり様につき1口座となりますので、複数の金融機関で開設することはできません。但し、年ごとに利用する金融機関を変更することは可能です。変更しようとする年の前年10月1日から変更しようとする年の9月30日までに所定の手続きが必要です。なお、当年の非課税枠を1円でも利用していた場合、当年分の新NISA口座の金融機関を変更することはできません。これらは旧NISAの頃から同じ取り扱いですね。

• Q：
  新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠を、それぞれ別の金融機関で開設することはできますか？
• A：

  新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つを合わせて1つの新NISA口座となるので、それぞれを別の金融機関で開設することはできません。なお、旧NISAの頃は、つみたてNISAか一般NISAか、どちらを利用するか選ぶ必要がありましたが、新NISAでは、2つの枠が併用可能になりました。つまり、新NISA口座を開設すれば自動的に2つの枠が利用できるようになる、ということです。この辺りも地味ながら、新NISAの使い勝手の良いところだと思います（^^♪

大和証券
2024/1/26作成