20代と30代向けのライフプランセミナーでの質問です。
「子供の貯蓄について、ジュニアNISAと新NISAを検討しているが、両者の違いは?また、ジュニアNISAは2023年9月で終了すると聞いているが、その後はどのように運用するのがおすすめか?」
最近とても多いご質問ですね。子供の貯蓄について、ジュニアNISAと新NISAを検討している、とのこと。ご質問の意図を汲みながら回答を考えてみました。ご一読下さい。
まずは両者の違い、整理すると以下のようになると思います。
こうした違いを踏まえると、子供のための貯蓄という意味では、今年からなら子供名義のジュニアNISA口座と来年からの親名義の新NISAを併用して、来年からなら親名義の新NISAだけを利用する、という感じになります。なお、ジュニアNISAは2023年末まで投資できますが、口座開設自体は9月末までに行う必要がありますので、今年から子供のための貯蓄をはじめるなら、今すぐにジュニアNISAの口座開設手続きを進めること、忘れないでくださいね。
あとは、どのように運用するのがおすすめか? 子供のための貯蓄と言えば、やはり大学の教育資金ですかね。将来の、ある程度まとまった資金を準備するための基本は「投資の3大原則」、長期・積立・分散投資を心掛けることですから、新NISAでつみたて投資枠を活用することを前提に、今年のジュニアNISAから、毎月決まった金額で積立投資を続けること、こんな運用方法が考えられるかと思います。
アイディアをもう1つ。お子様の年齢にもよりますが、せっかくの子供名義の口座ですから、ジュニアNISAで何に投資するか、お子様と話し合ってもいいかもしれません。来年からの新NISAとは別枠で考える、ということですが、何よりもの投資教育の機会になる、そんなふうに思います。ご参考まで。
大和証券
2023/9/8作成
商号等:大和証券株式会社 金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第108号
確定拠出年金運営管理機関登録票 確定拠出年金運営管理業
登録番号769 大和証券株式会社
©Daiwa Securities Co.Ltd.