ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.249(2023年4月14日)どうする!?新NISA⑨/制度が変わっても変わらない、NISAの本質的な魅力とは?

2024年からの新しいNISA、制度が恒久化され、非課税保有期間が無期限になり、年間投資枠や非課税保有限度額の拡大などの制度改正が行われます。逆に、制度が変わっても変わらないことは何か?

年間投資枠が拡大されて、「少額」という言葉に違和感を覚える人がいるかもしれませんが、NISAはNISA、つまり、少額非課税投資制度であることは変わらない、ということです。そして、その本質的な魅力とは、投資のリスクを「少額」という金額で限定した上で、アップサイドの「非課税」メリットを取りにいく、そういうことだと思います。

2014年勘定で投資 2019年勘定へロールオーバー※

このメリットを端的に示すのが、ご覧いただいている一般NISAの投資実例のイメージ図。2014年に99万円で購入した株式が5年後には560万円になり、翌年末に2,224万円、さらに翌年、2020年末には4,844万円になっているのです。このタイミングで売却すれば、税金は約1,000万円。これが非課税になるのですから、その魅力たるや、説明不要ですね(笑)。

「こんな投資、できないよ!」、私もそう思います。でも、これこそがNISAの魅力だと、これからも変わらず伝えていきたいですね。ご参考まで。

  • ※現行の一般NISAでは非課税保有期間が満了した場合、保有している商品を翌年分の非課税管理勘定に移管する(ロールオーバーと言います)ことができましたが、一般NISAから新しいNISAへのロールオーバーはできません。

大和証券
2023/3/17作成

ライフプランコラム
「いま、できる、こと」トップページ

TOP