ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.212(2022年7月29日)20代のお金の知恵/積立投資、不安なときの処方箋

去年、社会人になった我が家の娘、今年1月から一人暮らしを始めました。そんな娘が妻に「会社の確定拠出年金の運用で、パパが選んでいる商品を真似したんだけど、最近ちょっと不安・・・」だとか。「そのうち、相談があると思うよ」と妻が言うので、娘が選んだ商品の運用状況を確認してみました。

ある外国株式インデックスファンドの価格推移

ある外国株式インデックスファンドの価格推移

一人暮らしでお金のことも考え始め、年明け以降の価格推移だけを見たら、不安になる娘の気持ちもわかります。でも、積立投資って、実際はこんなふうには見えません。娘からの相談に備え、正しい積立投資の見え方を作ってみました。

下グラフの赤い線が資産評価額、価格推移のようにはブレてませんよね。赤い線が累計積立額の青い線に食い込むと損している状態ですが、娘の投資は始まったばかりで積立額がまだ少なく、価格が大きく下振れしても、実額ではそれほど大きな損にはなっていない、そんなこともわかります。

ある外国株式インデックスファンドによる積立投資推移

ある外国株式インデックスファンドによる積立投資推移

あとは実際に何に投資しているのか、この投資信託の目論見書で組入上位銘柄を見てもらいます。アップルにアマゾンやアルファベット※1、そしてメタ※2などが並んでますから、私よりもZ世代の娘のほうがよく利用している会社ばかりですね。

そんな積立投資が不安なときの処方箋を用意しましたが、娘からは一向に相談がありません。最近の円安で運用状況が改善したからでしょうか?こんな処方箋は使わないに越したことはないのですが、ちょっと寂しいですね…(苦笑)。

  • ※1 アルファベットはグーグルの親会社
  • ※2 正式にはメタ・プラットフォームズ、2021年10月にフェイスブックから社名変更

大和証券
2022/5/13作成

ライフプランコラム
「いま、できる、こと」トップページ

TOP