「前受け制」とは、お客さまが買付注文を行う際に買付代金相当の資金を予め当社口座にご準備いただくことでご注文いただく取引方法です。
「前受け制」によるお取引は、お客さまのお預り口座の資金の範囲内で注文受付を行うこととなり、当社がお客さまに代わり資金計算を行うため、受渡日に不足金が発生することは原則なくなり、お客さまに安心してお取引いただけるようになると考えております。
お預り金等の合計額を「買付余力」と呼び、この範囲内でご注文をいただくこととなります。
なお、買付余力は受渡日ごとに資金計算を行い、金融商品取引所でお取引された株式など3営業日目が受渡しとなる取引の場合は、3営業日目の買付余力が、買付概算金額以上であるかの資金チェックを行います。また、株式の売却を行った場合には、3営業日目の買付余力が増加しますので、株式の買付代金にご利用いただくことが可能となります。
買付余力 | = | お預り金等 | + | 売却代金(約定確定後加算) および入金額など |
− | 買付拘束代金 買付代金および出金額など |
「買付余力」の更新は、ご注文の約定成立や訂正・取消の完了等をリアルタイムに確認する為のものではありません。
寄付き直後など、大量の注文が執行される時間帯では、買付余力の更新に時間を要する場合がありますので、ご注文の約定成立や訂正・取消の完了等は必ず「注文・約定照会」でご確認ください。
「前受け制」の開始に伴い、買付余力の範囲内でお取引をいただいている場合、受渡日が同一となる同一銘柄の反対売買(日計り注文)、例えば、金融商品取引所にて当日買付けた株式を同日に反対売買することが可能となります。
「売付可能残高」については、プルダウンメニューの「国内株式」の売付注文画面でご確認ください。
なお、「売付可能残高」の表示は、以下のタイミングで更新されます。
売付可能残高の加算 | 買付注文の約定成立後、リアルに加算します。なお、複数数量のご注文で一部数量のみが約定成立した場合も、随時約定成立分を加算いたします。 ただし、買付約定の成立時点で買付余力が買付約定代金に満たない場合、当日の反対売買を行う事はできませんので、売付可能残高には加算されません。 |
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売付可能残高の減算 | 売付注文の受付時点で、売付可能残高をリアルに減算します。 なお、約定が成立しなかった場合、当日の約定確定処理後(16:30頃)に売付可能残高の更新(返却)を行います。 また、注文取消を行った場合、注文取消の完了後リアルに売付可能残高の更新(返却)を行います。(6:00から8:00までに受付した注文取消の完了は、8:00以降となり、11:30から12:05までに受付した注文取消の完了は、12:05以降となります。) |
「ループ取引」とは、同一受渡日において異なる銘柄を売買する場合、同一資金での決済を可能とするサービスです。オンライントレードでは、現物株式で日計り取引を行った銘柄の売却代金を買付余力に加えて、異なる銘柄の買付を可能とします。
例えば<例1>の通りに取引を行った場合、A銘柄の売付代金をB銘柄の買付代金の一部に充当できるため、取引前の買付余力は120万円で済みます。
また<例2>は<例1>と取引金額が同額で順序を前後させた例ですが、この場合はB銘柄の売付代金をA銘柄の買付代金に全額充当できるため、取引前の買付余力は150万円必要になります。しかしいずれの場合も、受渡日における買付金額は120万円で精算を行います。
(手数料・税金等は考慮していません)
オンライントレード(スマホ・タブレットサイト、スマートフォンアプリ「株walk」、IVR含む)では、次のような同一受渡日となる同一銘柄の日計り取引について、同一資金で決済すると差金決済取引に該当するため、取引を制限いたします。
「差金決済取引の禁止について」はこちら≫