ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.354(2025年5月23日)分散投資の実際/「安定派」の運用レシピ②

前回、分散投資は人それぞれだと申し上げました。では、自分にあった分散投資とは何でしょう?専門家は「自分のリスク許容度に応じて考えよ」といいますが、「リスク許容度って何?」と謎は深まるばかりですね……(苦笑)。
今回はそのヒント、過去の投資経験も「リスク許容度」の1つになるという事例。「安定派」※12人目となるN・Fさんは、色々な資産に投資していますが、約8割を債券と預金に配分しています。過去の運用失敗を繰り返さないためにも、企業型DC(確定拠出年金)ではリスクの小さい運用にした、とのこと。
言うまでもないことですが、投資はうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。でも、良かったことも悪かったことも含めて、ご自身の投資経験としても積み立てていくことが重要だと、この事例からくみ取っていただければと思います。
なお、N・Fさんの資産配分、毎月1万円の積立投資シミュレーションでは、とても安定的な運用になっていることが見てとれますね。ご参考まで。
N・Fさん(男性、2011/10加入)の資産配分※2

積立投資シミュレーション結果

- ※1 明確な定義があるわけではありませんが、株式や海外資産を多めに配分されている方を「積極派」、債券や預金が中心の方を「安定派」、資産と地域の分散を意識している方を「バランス派」としています
- ※2 出所:大和ペンション・コンサルティング編集・発行「年金クラブレター(2013年 春)」
大和証券
2025/3/28作成
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