ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.353(2025年5月9日)分散投資の実際/「安定派」の運用レシピ①

今や確定拠出年金(DC)では、企業型でも個人型(iDeCo)でも、投資信託を活用した分散投資が当り前、そんな時代になっています。でも、分散投資は人それぞれ、「積極派」もいれば、「安定派」や「バランス派」もいらっしゃいます※1。
そこで今回は「安定派」、1人目となるH・Nさんの事例は約7割を国内債券と預金に配分。その理由は、資産運用の経験がなかったから、収益性よりも安定性を重視して債券中心の配分を考えた、とのこと。
そして、「海外資産に馴染みがなく、為替リスクも心配だったので国内債券だけにした」というのは、分からないものには投資しない、そんな大切な考え方も確認できるかと思います。
でも、面白いのは最後の「今は海外資産も必要だと思っている」こと。投資は習うより慣れよ、そんな側面もあるのだと思います。
なお、H・Nさんの資産配分、毎月1万円の積立投資シミュレーションでは、金融ショックに遭いながらも、「安定派」らしい運用となっている様子が確認できます。ご参考まで。
H・Nさん(男性、2007/4加入)の資産配分※2

積立投資シミュレーション結果

- ※1 明確な定義があるわけではありませんが、株式や海外資産を多めに配分されている方を「積極派」、債券や預金が中心の方を「安定派」、資産と地域の分散を意識している方を「バランス派」としています
- ※2 出所:大和ペンション・コンサルティング編集・発行「年金クラブレター(2009年 秋)」
大和証券
2025/3/21作成
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