ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.351(2025年4月4日)分散投資の実際/「積極派」の運用レシピ①

資産形成で大切なのは、長期・積立・分散の「投資の三大原則」。そのうち、長期と積立は続けられるか否かですが、どんな分散をすればいいのか、そこが考えどころです。
そこで、企業型確定拠出年金の利用者が、実際にどんな分散投資をしているのか、具体例を「積極派」と「安定派」、「バランス派」※1に分けて、それぞれ2名ずつ、順次ご紹介しましょう。
まず、「積極派」の1人目、T・Yさんの事例です。資産配分は、国内株式と海外株式をあわせて80%と、株式や海外資産を多めに配分していることが特徴です。注目いただきたいのは「定年まで30年近くあるので、リスクを取って積極的な運用を考えた」とのコメント。株式や海外資産への多めの配分も長期投資が前提だから、この考え方が参考になると思います。
なお、このT・Yさんの資産配分で毎月1万円の積立投資シミュレーションを行ってみました。あくまでも過去の実績、将来の運用成果を保証するものではありませんが、ご参考まで。
T・Yさん(男性、2004/4加入)の資産配分※2

積立投資シミュレーション結果

- ※1 明確な定義があるわけではありませんが、株式や海外資産を多めに配分されている方を「積極派」、債券や預金が中心の方を「安定派」、資産と地域の分散を意識している方を「バランス派」としています
- ※2 出所:大和証券編集・発行「ダイワ年金クラブレター(2017年 春)」
大和証券
2025/3/7作成
ライフプランコラム
「いま、できる、こと」トップページ