2024年から新NISAがはじまりました。最近、セミナーで聞かれることは、新NISAのことが、とにかく多いですね(笑顔)。ですので、新NISAのこと、いくつかのカテゴリーにわけて、よくあるご質問を整理してみました。最後となる6回目、今回は旧NISA編です。ご一読ください(^^♪
2023年までに旧NISA制度を利用して買い付けた商品は、非課税保有期間が終了するまで、そのまま保有を続けることができます。例えば、2023年に一般NISAで買い付けた場合、2027年末までは非課税で保有することができます。
旧NISA関連では、このご質問が一番多いですね。というのも、旧NISA制度の一般NISAでは、非課税保有期間が終了後、翌年の一般NISA口座へ移管する、ロールオーバーというルールがあったからですね。
これが新NISAになってから、どうなったのか。新NISAでは非課税保有期間が無期限化されましたので、言ってみれば、ロールオーバーというルール自体が不要になったのです。つまり、新NISAではロールオーバーというルール自体がなくなったので、旧NISAの一般NISA口座から新NISA口座へロールオーバーすることはできなくなったと、そういうふうにご理解ください。
非課税保有期間が終了次第、順次課税口座に移管され、その後に発生した売買益、配当金・分配金は課税扱いとなります。なお、課税口座の取得価額(=簿価)は移管日の時価になりますので、その後の売却時の課税に注意が必要です。
旧NISAの非課税期間終了後、課税口座へ移管した場合
大和証券
2024/3/1作成