ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.126(2020年11月13日)「卵は一つの籠に盛るな」って本当はどういうこと?

先日、久しぶりに対面で資産形成セミナーの講師を務めました。マスク越しに話すのはかなり疲れますね。でもコロナ禍ですから、講師の私も「新しいセミナー様式」に慣れなければいけません。
そして、コロナ禍でも対面セミナーに参加いただける方々ですから、熱心さは平熱以上でした(笑)。そんな熱心さを感じた場面を再現してみましょう。
と説明すると参加者のAさんからご意見がありました。
投資の格言「卵は一つの籠に盛るな」

Aさんがあまりにもきっぱりとおっしゃるものですから、一瞬たじろいでしまいました(笑)。でも、Aさんのおっしゃることも一理あります。というか、ここで終わっては投資の格言として成立しません。実は続きがあるのです、この格言には。
- 私
「卵が全部割れるとそこで終わりです。でも全部割れなければ、割れずに残った卵が雛になり、親鳥になってまた卵を産みます。つまり、「長い時間」をかけることで卵の数は元の数より増えるのです。」
- 私
「もうひとつ重要な存在が「卵」。壊れやすいモノというだけならガラスのコップでもいいのですが、ガラスのコップはコップを生みませんよね(笑)。「卵」は雛になり、親鳥となって、再び「卵」を産みます。つまり、「卵」は「収益を生む」存在として使われているのです。」
- Aさん
「つまり、この格言は、「分散投資」だけでなく、「収益を生む」投資対象に、「長期投資」を行うことが大切だと言ってるんですね。よく分かりました!」
さすが、熱心なAさん、理解もとても早かったですね(笑)。
大和証券
2020/8/28作成
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