東京オリンピックのマラソン代表を決めるMGC、男子の最後のデッドヒートは凄かったですね!出場選手それぞれに色々な人間模様があり、レース後のMGC関連ニュースや特番はドラマを観ているかのようでした。代表に内定した2人のインタビューを何度も聞いていると、MGCと老後資金準備に、いくつかの共通点があることに気付きました。
まず、優勝した中村匠吾選手。「レース前はビッグ4※に注目が集まって、中村選手はノーマークだったのが良かった」とも言われます。それも1つの勝因かも知れませんが、それだけでは優勝はできません。なぜなら、程度の差こそあれ、ビック4以外はノーマークだったのですから。
中村選手の最大の勝因は大八木監督の存在でしょう。大学時代はもとより、社会人になってからも、大八木監督と一緒にマラソン競技に向き合っている中村選手の姿が印象的でした。もちろん、過酷なマラソンという競技ですから、調子の良い時ばかりではなかったでしょう。でも、信頼できるサポーターが寄り添っている、という安心感があるからこそ、中村選手も愚直な努力を続けることができ、MGC本番で3段ロケットと称されたラストスパートに繋がったのだと思います。
そして、老後資金準備も順調な時ばかりではありませんので、長期に渡るマネーライフに寄り添ってくれるサポーターの存在が必要です。我々は金融機関として、「現役世代の皆さまにとって、そんなサポーターでありたい」と常々思っています。
もう1人の代表内定者、服部勇馬選手のインタビューで印象的だったのが、「優勝した福岡国際マラソンのように35km過ぎで抜け出すことを考えていた」とのコメント。実際は大逃げした設楽選手のハイペースで服部選手のレースプランは実現しなかったのですが、それでも終始冷静に走っていた彼の姿を見て「成功体験」の大切さを改めて感じました。もしかしたら、3位だった大迫選手との差は、マラソンでの優勝経験という「成功体験」の有無だったのかも知れません。
一方、我々現役世代は、老後資金準備の選択肢として投資にも向き合う必要があり、投資を続けるための精神安定剤が「成功体験」とも言えます。でも、投資は絶対うまくいく、という訳ではないので、現役世代向けの投資の処方箋には「長期・積立・分散投資が大切」と書かれているでしょう。そんな処方箋をもとに、私が皆さまにおススメしたいのが、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)とつみたてNISA。国が作った投資の税制優遇制度を少しずつ服用して、小さな「成功体験」を積み立てながら老後資金準備を進めてもらいたいと思っています。
なお、今回のMGC、妻と一緒に朝から出掛けてコース沿道で選手を応援していました。来年のオリンピック・マラソン観戦の下見として、とても良い応援場所も見つけました!あとはマラソン以外のチケットが当たってくれるといいのですが…(私はオリンピックチケットの1次抽選、追加抽選とも全敗です)。
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2019/9/22作成
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