ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.72(2019年10月25日)七夕まつりに「老後資金2,000万円問題」?

梅雨が明けて、8月に入り、全国各地で夏祭りや花火大会の時期になりましたね。最近では世界中から観光客が押し寄せるような一大イベントとなっているお祭りもありますが、地元住民に愛され、長年続けられているお祭りも風情があっていいものです。今回ご紹介する「七夕まつり」は、仙台のあの有名な「七夕まつり」ではなく、私の地元、阿佐谷の「七夕まつり」での出来事です。

阿佐谷の「七夕まつり」の自慢は、昭和29年の第1回目から続く商店主達による手作りのハリボテ飾り。その年ごとに流行とアイディアの詰まったハリボテが商店街を飾ります。例えば、去年目についたのは、あの「チコちゃん」のハリボテ飾りでしたが、今年は「チコちゃん」の番組のエンディングに登場する「キョエちゃん」の方が目立っていましたね。毎年、どんなハリボテ飾りが人気があるのか確認するのも、阿佐谷「七夕まつり」の楽しみの一つです。

そんな今年の「七夕まつり」でしたが、商店街の端の方で「老後資金2,000万円問題」をテーマにしたハリボテを発見しました。写真を撮ってきましたのでご覧いただきたいのですが、「2000万円、つりたいニャー」と書かれた団扇を持った猫のハリボテです。実は、この猫の横には某財務相と思しき、帽子を被っているようなシルエットが描かれたハリボテも飾られており、一連の騒動を連想させるストーリー性のある作品になっていました。

騒動の発端となった金融庁の報告書は、2,000万円という金額ばかりがクローズアップされて、肝心の中身があまり話題とならないのは少し残念ですが、令和元年の出来事としてインパクトのある話題であったことは間違いないようです。ちなみに、阿佐谷「七夕まつり」では、印象的なハリボテには金賞や銀賞などの賞が贈られますが、この猫のハリボテは残念ながら入賞しなかったようですね。忖度(そんたく)があったのかも知れません。。。

猫のハリボテ

大和証券 確定拠出年金ビジネス部
2019/8/16作成

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