3月の“株主優待 権利確定日祭り”を楽しむコツは?今買いたい優待銘柄2019
ちょっとリッチな商品がもらえたり、割引でサービスが受けられたりと、日々の暮らしを豊かにグレードアップしてくれる「株主優待投資」。将来に向けての資産形成を考えているなら賢く活用したいものです。
そこで、会社員時代に始めた株式投資で優待の魅力にハマり、今では数百銘柄の優待銘柄を保有する優待主婦まる子さんが、全4回にわたっておすすめの優待銘柄や優待を楽しむコツをご紹介!連載第一弾となる今回は、株主の権利が確定する「権利確定日」が最も多い3月に注目。おすすめの優待銘柄を6つ教えていただきました!
※株価、株主優待は2019年2月20日現在の情報です。
優待主婦がおすすめ!3月決算の優待銘柄6選
<1>ヤマウラ(1780)
長野県駒ヶ根市に本社を置くヤマウラは、建設事業、エンジニアリング事業・開発事業等を主な内容とした事業活動を展開。100株(約10万円)以上保有すると、3,000円相当の地場商品群の中から1商品、300株以上で2商品、1,000株以上で3商品を選べます。
「自然豊かな長野のおいしいものがお得に手に入るのがうれしいです」(まる子さん)
選べる商品は年ごとに異なりますが、味噌や豆腐、はちみつ、ヨーグルト、地酒など長野の地場グルメを思う存分、堪能できます!
<2>ヤマダ電機(9831)
ヤマダ電機グループは、同社、主な子会社とその他フランチャイズ契約加盟店で構成され、家電・情報家電等の販売事業を行なう業界最大手の家電量販店。100株(約5万円)以上で、3月末に2枚、9月末に4枚のお買い物優待券(1枚500円)をもらえるほか、所有株式数および保有期間に応じて、さらに優待が追加されます。
「お買物金額1,000円ごとに1枚、最大54枚まで利用可能なので、上手に使うと半額でお買い物が楽しめます。配当利回りが高めなのも魅力ですよ」(まる子さん)
全国47都道府県のすべてに店舗があり品揃えも豊富なので、重宝しそうですね!
<3>TOKAIホールディングス(3167)
エネルギー、総合リフォーム、情報通信サービス、CATV、宅配水、住まいなど、“暮らしのインフラ”をトータルに支える、TOKAIホールディングス。「選択肢が多い優待です」とまる子さんが太鼓判を押すとおり、100株(約9万円)以上の保有で、アクア商品、QUOカード、フレンチレストラン「ヴォーシエル」お食事券、グループ会員サービス「TLCポイント」、“LIBMO”月額割引(6カ月間)の全5種類から1点を選べるほか、自社グループ結婚式場共通婚礼10%割引券(上限10万円)、「ヴォーシエル」お食事20%割引券(12枚綴)をもらえます。「私のお気に入りはアクア商品。水がまろやかでおいしいですよ」(まる子さん)
<4>オリックス(8591)
法人金融サービスをはじめ、リースやレンタカー、保険など幅広い事業を展開するオリックスでは、100株(約16万円)以上の保有で、年に2回、株主カードを贈呈。オリックスグループが提供する各種サービスを有効期限内に何度も割引価格で利用できます。さらに3月末には、オリックスグループ全国の取引先が取扱う商品を厳選したカタログギフト(ふるさと優待)が届きます。
「全国のおいしいものや水族館の年間パスなど家族で楽しめます」(まる子さん)
レジャーやビジネスなど、さまざまなシーンで活用できそうですね!
<5>KDDI(9433)
大手通信事業者KDDIの株主優待は、物販サービス「au WALLET Market」の商品カタログギフトで、「日本各地の選りすぐりグルメが詰まっていて、何を選ぶか迷います」とまる子さん。
保有株式数と保有期間によりコースが異なり、保有期間5年未満かつ100株(約27万円)以上で3,000円分、保有期間5年以上かつ100株以上もしくは保有期間5年未満かつ1,000株以上で5,000円分、保有期間5年以上かつ1,000株以上で10,000円分のカタログギフトがもらえます。
北は北海道、南は沖縄まで、全国津々浦々の美食と出会えるチャンスですね!
<6>ラックランド(9612)
商業施設の理想的な店舗の環境づくりを目的としたマーケットリサーチ・企画開発・設計・監理・施工を主な事業内容とするラックランド。100株(約20万円)以上保有すると、3月末・9月末に、自社グループ会社が運営するECサイト「ご当地こわけ」で使用できるクーポン券2,500円分を1枚ずつ、12月末・6月末に東北地方の名産品詰め合わせ(3,000円相当)を1セットずつ、年4回の優待をもらえます。
「少量多品種で、どれもおいしいです。復興支援にもつながりますよ」(まる子さん)
まる子さん流、株主優待銘柄の購入の決め手は?
3月は権利確定の株主優待銘柄が多く、内容も多岐にわたるからこそ、初心者は何を選べばいいのか迷うもの。まる子さん自身は購入する銘柄をどのように決めているのでしょうか。
「優待は使ってなんぼ。使わなければただの紙切れかゴミとなってしまうので、まずはその優待が本当に欲しいか、また利用できるかどうかをよく考えて選ぶようにしています。ですから、どんなに魅力的な外食銘柄でも近くに店舗がないと購入しません」と、まる子さん。次に、予算との兼ね合いも重視しているそうです。
「なるべく少ない投資額で優待をいただける銘柄を探します。例えば予算が100万円だとすると、100万円で買える銘柄1つではなく、20万円くらいで買える銘柄を5つにして、5つの優待を楽しんでいます」(まる子さん)
株価を過剰に心配するよりも、届いた優待を楽しんだ者勝ち!
株を持っていると、下落で落ち込んだり、不安な気持ちになったりする人もいますが、まる子さん曰く「優待株はそんなマイナスを少し埋めてくれる心の拠り所」なのだそう。
「もちろん反省・見直しは必要ではありますが、自分が考えて、これが欲しい!と思った銘柄なのですから、ドーンと構えて、届いた優待でおいしいものを食べたり家族でレジャーを満喫したりと気持ちを前向きに切り替えることが大切です」と、株主優待を楽しむコツを教えてくださいました。
また、株を手放すタイミングについて伺うと、「基本的には、銘柄に惚れこんで購入しているため、損切りすることは少ないです。ただ、自分の持っている銘柄の状況や値動きについては常に情報を収集しているので、買ったときの30%以上株価が上昇したり、頂いた優待が飽きてしまったり、優待の改悪や廃止のニュースが出たりした際には、手放すことを検討します。基本的には優待利回りを考えて、優待をいただける最低株数を保有しているので、完全に売却するか保有するかのどちらかです」とのこと。惚れこんだ銘柄であるからこそ、情報収集も無理なく自然に続けられるというところも、株主優待ライフを楽しむポイントになりそうですね。
「ここ数年、株式の売買単位も100株に統一され、投資は個人に優しい制度になってきていますし、企業側もあの手この手で優待を新設したり拡充したりしています。特に3月の銘柄には、NEW ART HOLDINGS(7638)やキムラタン(8107)など5,000円以下の投資額で優待をいただけるものもあります。また、新規で優待を出す会社も多いので、余剰資金から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。スクリーニング機能が充実している証券会社のHPなどを活用し、投資額、優待内容や配当、できれば業績などもチェックしてみてください」(まる子さん)
3月の権利をゲットして、優待が届くのをを楽しみに待ちましょう!
まとめ
「特別」「限定」「おまけ」「お得」。そんなキーワードが好きな人は、株主優待投資向き。3月に権利確定するたくさんの銘柄の中から好きな優待を選べば、優待品が届く6月頃が楽しみになるはず。今年の夏はいつもよりスペシャルに過ごせるかもしれませんよ。
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