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9月は決算期、10月はハロウィン効果!?秋に実践したい、株主優待の戦略2018


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    食欲の秋、読書の秋、芸術の秋……と、秋は様々な分野においてベストシーズンと言われていますが、株式の世界でも秋は仕込みどき。なぜなら、古くから「ハロウィン効果」なるアノマリー(理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則)が存在するからです。

    これは、「10月末に株価が下がる」というもの。この時期に株価が下がりやすいのは、ファンドの決算期が近く、ポジション調整の都合上売りが入りやすい時期であるのが関係している、と言われています。一方、4、5月には株価は堅調な傾向があり、そのタイミングで売るとよい、という「セル・イン・メイ(5月に売れ)」というアノマリーも。そのため、「秋に買って春に売ると収益を上げることができる」という経験則があります。

    そこで、株主優待生活を綴る日記が人気のブロガー、かすみちゃんさんがオススメする銘柄を紹介する連載第三弾では、9月決算の企業に注目。嬉しい株主優待付きの銘柄を5つ教えていただきました!

    2018年秋注目!9月決算の優待銘柄5選

    <1>フォーシーズホールディングス(3726)

    化粧品を中心とした通販会社の「フェヴリナ」や「サイエンスボーテ」などのグループ企業を持つ、フォーシーズホールディングス。100株以上保有すると、天然由来成分とナノテクノロジーを採用したスキンケアシリーズが人気のフェヴリナもしくは、アンチエイジングに特化したドクターズコスメを開発しているサイエンスボーテで利用できる1万円分のクーポン券、またはヘアケアセットや美容サプリセットなどの株主優待商品から選択できます。

    「女性に特におすすめの優待です。100株で6万円前後というお手頃価格で1万円分の優待がもらえます。優待利回りが約16%と高いのも魅力ですね」(かすみちゃんさん)

    魅力的な優待利回りのうえ、株主優待でキレイまで磨けるなんてうれしいことだらけですね。

    詳細はこちら

    <2>田谷(4679)

    「TAYA」「Shampoo」などのブランドで全国展開している、国内最大規模の美容チェーン・田谷。100株(約7万円)で2,160円分、500株以上で6,480円分、1,000株以上で12,960円分の、自社の美容室で利用できる株主優待券が年2回もらえます。

    「美容室『Shampoo』のカット(セルフブロー)なら1,800円(税抜)なので、株主優待券のみでヘアカットが可能です。また、株主優待券を返送すると、自社のシャンプーまたはトリートメントを送ってもらえるので、店舗が遠い方も優待を利用できます。シャンプー・トリートメントはアップルの爽やかな香りです♪」(かすみちゃんさん)

    全店舗、全サロンで使えるだけでなく、プロ仕様のヘアケアアイテムと交換することも可能なのはありがたいですね。

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    <3>ヨシックス(3221)

    全品280円居酒屋、寿司居酒屋、お好み焼き・鉄板居酒屋、鮮魚刺身と鶏黒炭焼の店など「や台やグループ」を運営するヨシックスは、東京証券取引所および名古屋証券取引所市場第二部から各々の市場第一部に市場変更になった平成28年9月から株主優待もランクアップ!

    「100株(約27万円)以上保有すると、優待食事券3,000円分と20%割引券10枚が年2回届きます。優待券は、居酒屋価格でおいしいお寿司が食べられると評判の『や台ずし』など自社店舗で利用できます。」(かすみちゃんさん)。

    なお、300株以上では、食事券が1回につき5,000円分に増額。割引券も10枚付いているので、店舗をよく利用する人にとってはかなり得する優待です。

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    <4>八洲電機(3153)

    プラント事業、産業システム事業、社会インフラ事業などを行なう、八洲電機。株主優待は、100株(約9万円)で、『全国共通お食事券/東日本復興支援ジェフグルメカード』500円分がもらえます。

    「200株以上保有すると同様のグルメカードが2,000円分もらえるので、株主優待で考えると投資するなら100株より200株がおすすめです」(かすみちゃんさん)

    ガストやデニーズといった大手ファミリーレストラン、モスバーガーなどファーストフード店、ドミノピザほか宅配チェーン店など、全国約3万5000店舗で使え、おつりも出るのがポイント。また、1枚につき5円が東日本復興支援事業に寄付される仕組みなので、復興支援活動への参加にもつながります。

    詳細はこちら

    <5>トリドールホールディングス(3397)

    トリドールホールディングスは、本格讃岐釜揚げうどん「丸亀製麺」をはじめ、直営店を全国47都道府県・海外約40ヵ国に展開する外食産業のリーディングカンパニー。100株以上(約24万円)で2,000円分(100円券×20枚)、500株以上で6,000円分、1,000株以上で10,000円分の優待券がもらえます。

    「優待券は、世界的に人気の丸亀製麺はもちろん、焼き鳥店『とりどーる』などの店舗で利用できます。丸亀製麺が毎月1日に行なっている釜揚げうどん半額サービスのときに利用するとさらにお得ですよ。また、LINEアプリなどの割引クーポンが併用できるのもうれしいポイントです」(かすみちゃんさん)

    詳細はこちら

    ハロウィン効果に頼りすぎず、株主優待銘柄をしっかり見極めよう!

    9月決算の銘柄を買う際の注意点をかすみちゃんさんに伺ったところ、「9月に限りませんが、優待株は優待を目的に投資している人も多いので権利日を過ぎると株価が下落しやすくなります。権利日直前に株価が高くなった優待株を買うと、優待以上に損をしてしまうかもしれないので、買うべき株価かどうかを見極めてから購入しましょう。」とのこと。ハロウィン効果については参考にしつつも、株主優待の内容と権利確定日、さらに株価の動きをしっかりチェックする必要があります。

    ちなみに、かすみちゃんさん流の秋の株主優待の楽しみ方は、“新米”だとか。「給水装置の総合メーカーである前澤給装工業(6485)は、3月末時点で100株以上(約20万円)を保有していると、新米の季節・11月上旬より『新潟県魚沼産新米こしひかり』を優待として順次送ってくれます。つやつやしたコシヒカリは甘みがあってとても美味しいですよ」(かすみちゃんさん)

    詳細はこちら

    ※概算投資金額はいずれも2018年8月21日の終値を元に計算(手数料等は考慮しておりません。)

    将来のリターンも目指して、「株主優待の秋」を楽しみましょう!

    うだるような暑さのピークもようやく過ぎ去り、秋の訪れを感じるこの頃。9月決算の注目銘柄をチェックして、株主優待も配当金も得られるようなハッピーな株主ライフを目指してみてはいかがでしょう?

    ※本ページに記載された内容は、2022年4月4日に行なわれた市場区分見直し以前の情報です。

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