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受験のプロとお金のプロがW解説!「中学受験・成功する家庭とお金のつくり方講座」[後編]


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    前編では、中学受験についての「勉強・時間管理の方法」「子どもや塾との関わり方」について、All About 中学受験ガイド・西村創さんに教えていただきました。後編では、「受験に必要な教育費」や「中学入学後に必要な教育費」の貯め方についてファイナンシャル・プランナーの高山一惠さんに解説いただいた内容を紹介します。

    【前回はこちら】
    >>受験のプロとお金のプロがW解説!「中学受験・成功する家庭とお金のつくり方講座」[前編]

    ※セミナー全編は以下よりご覧いただけます。視聴期限:2023年2月17日

    受験合格を阻む親のNG行動からお伝え!「中学受験・成功する家庭とお金のつくり方」【期間限定ウェビナー録画公開】

    ※LIFE Collegeのページ(YouTube)へリンクします。

    中学受験のお金のこと。塾代の負担は大きいが、まずはマネープランから考えよう

    塾代や受験費用など、中学受験には大きなお金がかかると想像がつくものですが、具体的な金額を知る前に、まずはマネープランを立てることが重要だと高山さんは言います。

    「長生きをする人生では、中学受験の費用だけでなく、たくさんのお金がかかります。人生の3大資金である、教育費、マイホーム費用、老後費用はそれぞれ数千万円単位でかかりますので、一つずつプランを立てていくことが大切です。何年後にどんなライフイベントがあり、どれくらいのお金がかかりそうか、ぜひ一覧に書き出してみてください」(高山さん)

    ライフプラン表イメージ

    ではそもそも、どのくらいかかるのでしょうか。幼稚園から高校卒業まで、さらに大学でかかる教育費について解説がありました。

    「マスコミなどで報道されるデータですが、幼稚園から高校まで、オール公立では約541万円、オール私立では1,830万円が目安です」(高山さん)

    「さらに大学では、4年間の合計の平均で、国立なら約244万円、私立文系なら約399万円、私立理系なら約541万円の費用がかかります。

    幼稚園から大学卒業までの総額で、オール公立で1人800万円程度、オール私立の場合は1人2,400万円程度が必要になるでしょう」(高山さん)

    中学受験ではどれくらいかかる? 実際のケースで紹介

    最後に、中学受験でかかる費用についてです。高山さんの現在小4のお子さんが四谷大塚に通われていて、その例をもとに紹介がありました。

    「四谷大塚の場合は、小4から小6までの授業料で224万円ほどかかる見込みです。それ以外にも、特別特訓や志望校別対策もあり、3年間で300万円ほどかかるのではないでしょうか。塾の授業についていくために、個別塾や家庭教師などを加えた場合は、さらにかかることになります。

    また、中学受験は4~5校ほど受験するのが一般的ですが、私立中の場合は受験費用として約2万5,000円~3万5,000円ほどかかります。いわゆるすべり止め校に合格した場合、5万円程度の延納金を払うケースもあれば、その制度がない場合は入学金を20~30万円ほど払うことになります。

    さらに私立中なら10~30万円の寄付金や、平均年収が高いご家庭が多いので、子どもが遊ぶ費用やママ友ランチ代がかかったりもするでしょう」(高山さん)

    中学受験をするならいつからどうやって貯めるべき?

    では、中学受験をするなら、どのようにお金を貯めていったらよいのでしょうか。どんなペースで、どんな手段を使って貯めていったらいいのか、高山さんからアドバイスがありました。

    「教育費は、基本的には高校までの費用は家計から捻出するのがセオリーです。公立の場合は、小学校から高校まで月2万7,000円~4万円くらいの学費がかかり、私立の場合は、小学校と中学校が月12万円ほど、高校は月8万円ほどが目安です。

    そして、大学ではまとまったお金が必要となるので、子どもが小さいうちから300~500万円を目安に貯めていきましょう」(高山さん)

    ポイントは「できるだけ早く始める」「子ども一人ひとりに対して」「積立でコツコツと準備」だそう。

    「早くから始めると、1回の積立金額が少なくて済みます。また、お子さんが何人かいる場合は、一人ひとりについて貯めていくようにしましょう。資金が足りなくなり、下のお子さんのために、教育ローンを借りざるをえないことになっては大変です。

    積立てる場合は、勤め先に制度があれば財形貯蓄、また銀行の自動積立、学資保険も選択肢です。ただ、超低金利の今は、学資保険は元本割れするものも多いので、返戻率に注目して活用してください。また、教育費をしっかり増やしていきたい場合は、つみたてNISAなども活用していただくのもいいと思います。

    また、児童手当が0歳から15歳まで支給されているかと思いますが、すべて貯めると約200万円になるので、これも別口座で貯めていきましょう。その際に投資を活用するのも手です。ただし、投資は元本保証がないため、リスクを抑え長く運用する前提で考えてみてください」(高山さん)

    参加者からの質問も多数、実際のウェビナーの様子は?

    セミナーでは、視聴者のみなさんから多くの質問が寄せられました。ここでは、西村さんと高山さんからの回答とあわせて2つ、ご紹介します。

    Q.子どもに勉強を取組ませるには、得意分野から? それとも苦手分野から?

    A.勉強の進んでいる状況にもよりますが、もしあまり勉強ができていない状態であれば、「できた!」という実感が大切です。そのため「得意科目のなかの苦手な分野」から始めてみてください。例えば社会が得意で、「戦国時代は得意だけれど、近現代が苦手」なら、近現代をやってみるといいでしょう。

    得意科目をさらに伸ばすことができたら、次は「苦手科目のなかの得意分野」に着手してみてください。「算数が苦手だけれど、図形はちょっと得意」なら、図形から着手してみるといった具合です。(西村さん)

    Q.子どもを私立中に通わせるには、どれくらいの年収があればいいですか?

    A.あるデータを見ますと、私立に通わせているご家庭の34.6%が世帯年収1,200万円以上です。次に1,000~1,199万円が17.3%、800~999万円が18.4%。全体の70%以上が世帯年収800万円以上なので、一つの目安にしてみてください。

    世帯年収800万円以上なら、手取りで月50万円ほどなので、私立中高に通うことも可能です。

    また私立高校に進学する場合の国の「高等学校等就学支援金」が2020年から大幅に変更されました。例えば片働きで、子どもが二人以内、年収約590万円未満の世帯には、一律で年額39万6,000円が支給されます。※1

    統計では世帯年収の高い家庭が多いですが、ご自身の家計のキャッシュフロー表を見直して検討してみましょう(高山さん)

    ※1 世帯年収などの条件により変動します。

    ポイントまとめ

    うっかり親がやってしまいがちなNG行動とOKな行動から、お金の準備方法まで、まさにこれから中学受験を予定しているご家庭が知っておきたいこと満載のセミナーでした。

    まずは、教育費をしっかり準備していくために、その手段の一つとしてつみたてNISAを検討するのも手です。証券会社の口座開設からスタートしてみましょう。詳しい内容について動画で学びたい方は、下記の「大和証券マネースクール」で確認できます。

    わが子の選択肢を広げてあげつつ、納得のいく中学受験ができるように、今回の記事とセミナー、ぜひご参考にしてみてください。

    >>やさしくわかる「大和証券マネースクール」

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