職場復帰したら、お金や時間はどうなる?プレママ、新米ママが知りたい本当のところ
「子育てはお金がかかる!」今や常識のようになったこのフレーズ。「子どもの教育費は1人1,000万円」などと言われるほどで、デフレ時にも唯一インフレ状態だった教育費のウエイトはまさにヘビー級です。家計にしめる子どもにかかる費用の“重さ”を実感しているためなのでしょうか。
みんなはどう思ってる?産後の“職場復帰”
今回、プレママ&産後間もないママを対象に行ったアンケートでは、55%の女性が産後職場復帰を希望し、専業主婦派はわずか17%という結果に。イマドキの女性は、“ワーキングマザー派”が大多数なんですね。また、考え中という層も28%と、産後のキャリアについて決めかねている人も少なくないようです。
職場復帰を考えるにあたり、プレママ&ママが心配していることは?
育児と仕事を両立して、金銭面での心配をすることなく家庭を営んでいきたい。そんな希望を持っていても、職場復帰するにあたっては心配事も出てきます。ママたちは、一体どんな不安を抱えているのか、その本音を聞いてみました。
・通勤距離が遠いので、手助けなしでやっていけるかどうか心配(29歳/金融・証券)
・キャリアが止まってしまいそう(34歳/情報・IT)
・子どもが増えるとお金がかかる(39歳/医療・福祉)
・旦那の帰宅が遅いので自分1人で家事も育児もしなければならない(30歳/商社・卸)
・残業ができないので給与が減ること(31歳/団体・公益法人・官公庁)
・子育てにどのくらいお金がかかるかわからない(32歳/情報・IT)
「独身時代でも忙しかったのに、子育ても加わったらどうなるの?」そんな悲鳴にも似た不安を抱えている人もいるかもしれません。ブランクを乗り越えられるか、体力的・時間的に両立が可能なのか、周囲に迷惑をかけないかなどという不安は誰もが一度は持つものでしょう。
また、ワーキングマザーが前例としていない職場では、理解に関する悩みや心細さもあるようです。不安を解消するための対策として、職場復帰に際し「自分で将来設計やプランを考えている」と答えたしっかり者ママの他、「ジムに通って体力作り」や「資格取得」など準備をしている姿もありました。
もちろん、お金に関する不安を抱えているママもちらほら。
育児にお金がかかるのは知っているけれど、実際どれくらい必要で、どのように貯めたらいいのか分からないと、巷にあふれる多くの情報を前にして戸惑う姿が伺えます。
大予想!働くママになるとどんなことにお金がかかる?
節約にじっくり時間を使える専業主婦と違い、タイトな時間にto do リストがみっちりのワーキングマザー。少し想像しただけでも、生活にお金がかかることが予想できます。
どんなことにお金がかかると思う?働くママならではの出費
ダントツで多かった回答が「保育園代」。「時短勤務しても間に合わないことがしばしばあるので延長保育園代がかかる」というママもいれば、「保育料にかなり取られるから、働いている意味があるのか疑問に感じる」なんて声までありました。
しかし、今の職場での待遇を一度手放してしまうと二度と取り戻せない可能性もあります。保育料は未来への先行投資なのだから……と自分に言い聞かせていても、やはり家族が増えれば出費も増えます。
保育園代以外ではどんなことにお金がかかることが予想されるのでしょうか。
忙しいからこそ!日常でかさみそうな細かい出費……
・時間を短縮するための出費。食器洗い機や洗濯乾燥機を使ったり、移動には時々タクシーを使ったり、初期投資だけでなく、光熱費など継続的な出費もかかると思う(29歳/金融・証券)
・食事の面でも出来合いなどの購入が増えそう(40歳/電機)
・食材など育休中は日中にスーパーの特売品をハシゴできていたものが、定価あるいは宅配サービスの高い商品しか買えなくなる。(32歳/団体・公益法人・官公庁)
なんとも現実的な声が並びました。日常的な出費は、まさに塵も積もれば山となるもの。「なんとなく」で生活費を使っていると、気づかないうちに出費が増えて、貯金に回せない……という事態に陥りがちです。では、ママたちは一体どのようにして対策を練り、将来に大きくかかる教育費を準備しているのでしょうか。
何はともあれお金が必要!そのために何をしている?
慌ただしいワーキングマザー生活がスタートすると、細々とした出費がなにかと重なり、ついずるずるとお金を使ってしまいがち。気づいたらお給料をすべて使いきっていた! なんてことになってしまっては残念です。職場復帰をする前の今、どのような対策を練っているのか聞いてみました。
将来のために、コツコツ貯める!
・学資保険に入りました(30歳/学校・教育関連)
・少しずつですが、子ども用の口座に貯めている(30歳/小売店)
最も多かったのは学資保険に入ったという声。毎月自動的に引き落とされる保険は、知らず知らずのうちに貯まっていくため忙しいワーキングマザーに便利なのかもしれません。次いで、貯金という結果に。教育費専用の口座をつくって管理しているという人もいました。
どうやってお金をつくろうか……今はまだ準備中
・どうやって積み立てをしていこうか検討中(25歳/その他)
・体験者からの情報をきく(40歳以上/金融・証券)
今検討をしている人は、情報収集に力を入れているよう。納得できる情報を集めて、着実なプランを練りたいものですね。
まとめ
共働き家庭は、専業主婦家庭に比べ「収入が多い」という大きなメリットがあります。計画的に管理すれば、教育費だってしっかり準備できます。復職してから「あっ! 今月もお給料を使いきってしまった……」と後悔したり、「どうしよう! 全然貯まらない」とあたふたしたりしないためにも、時間のゆとりがある産休・育休中にしっかり対策を練っておきたいものですね。
(出典)※マイナビウーマン調べ。2017年4月に、妊娠中・出産後職場復帰前の女性を対象にWEBアンケート。
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