家計

【夫婦座談会】わが家の家計、パパとママのホンネ。意見が対立したときはどうしてる?


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    子育てには、心配事や悩みが尽きません、金銭面でも、今後どれだけのお金がかかっていくのか、子どものための資金をいったいいくら貯蓄しておくべきなのかと、不安も多いですよね。夫婦といえどもパパとママでは、お金のかけ方で意見が食い違うこともあるかもしれません。そこで今回は、子育て中の夫婦二組で、子どもにかかるお金など、家計についてのホンネ座談会を開催しました。

    今回登場するのは、第1、2回目の座談会にも参加したH子さんとK絵さんの2組のご夫婦。Hさん夫婦は、パパ38歳、ママ41歳、子ども3人(長男7歳、次男5歳、三男3歳)。Kさん夫婦はパパ31歳、ママ32歳、子ども1人(長男7歳)です。家族ぐるみで仲の良い二組の夫婦に、普段はあまり話さないそれぞれの家庭の生活環境や貯蓄、子どもにかけるお金について、本音を語ってもらいました。

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    将来の教育費のために、やっぱり学資保険や貯金は大事!

    一般的に出産から大学まで22年間の子育てにかかる費用は、1人あたり1,000万円以上かかると言われています。私立を選択すれば、費用はさらに膨れ上がることに。小さいうちはそれほどお金がかからなくても、成長につれ次第に重くのしかかってくるのが教育費。進学など、多額のお金が必要になる将来に備えて、二組はどんな準備をしているのでしょう。

    H パパ:うちは子ども用の口座を作り、共働きなのでお互いの給料から毎月1万円ずつ入れて貯めています。それは長男が生まれた時からずっと続けていて、まとまった額になったら定期預金にしようと思っています。あとボーナスの時は、多めに入れていますね。

    H ママ:子どもが3人いるので、やっぱり金銭面での不安はありますね。以前ファイナンシャルプランナーに、うちの家計についてアドバイスをもらったことがあり、一番上の子どもが大学に入った時点で赤字になると言われて……。だから子どもが小さい今のうちが貯め時だと思って、備えています。

    H パパ:大学進学もあるけれど、子どもが大きな病気をした時など、緊急用という認識もあるよね。

    K パパ:うちは子どもが生まれた時に学資保険に入りました。それだけでは不安なので、外貨積み立てをしています。2つ合わせて毎月2万5千円くらい。

    H パパ:子ども1人なのに、うちより多いね!

    K ママ:でも外貨積み立ての方は本当に“もしもの備え”で、もちろん子どもの大学資金のためでもあるけれど、その時に使わなかったら、自分たちの老後の資金にしようと思っています。

    K パパ:国から支給される児童手当も大きいよね。中学卒業までもらえて、年齢によって額も違うし、どんどん少なくなるけど、大体月1万円くらい。今は生活費にあてていますが、貯金している家庭が多いって聞いたので、うちも子どものために口座を別にして貯めようかなと考えています。

    しっかり者の方が、家計を舵取り?イマドキ夫婦のお財布事情

    それでは自分のためのお小遣いは、それぞれどう管理しているのでしょう?どちらもパパが堅実でしっかり者タイプの二組は、財布のひもを握っているのはパパの側でした。

    H ママ:うちはそれぞれの給料から5万円を引いた額を、いったん共通口座に入れて、そこから生活費や固定費を払うことにしているので、その5万円が自由に使える自分のお小遣いですね。その中から洋服や化粧水など自分のものを買ったり、テニススクールの月謝を払っています。

    H パパ:僕はほとんど自分のためにお金を使わないので、お小遣いの5万円の中から、子どものおもちゃや、家電を買ったりしています。わが家では僕が毎日の夕食当番なので、月の初めに1カ月分の献立を作り、毎週末に1週間分の食材をまとめて買うことで、徹底的に無駄を省いています。だから食費は家族5人で月3万円以内におさまっていますね。

    H ママ:とても助かっています!でもメニューがキッチリ決まっているので、食べたいものがある時に食べられないのが、たまに不満かな(笑)。

    H パパ:ママが毎日料理作ったら、3万円じゃおさまらないでしょ。いつも余計なものを買ってくるから。

    K パパ:それはわかる!うちも、お金の大切さをわかってほしい。ママが財布を握ったら絶対に家計が火を吹いちゃう。だからわが家はちょっと変わったやり方かもしれないけど、僕がお金を管理して、毎日ママの財布をチェックして、減った分のお金を補充するようにしているんです。

    K ママ:別に豪遊しているわけじゃないでしょ。私は営業職だから外回りが多くて、どうしてもランチは外食になるの。後輩と一緒に食べる時に「500円ランチでいい?」なんて、さすがに毎回は言えないよ。

    K パパ:でも自分が日々どのくらいお金を使っているのかは、ちゃんと把握しなくちゃ。今からちゃんと考えておかないと、子どもが大きくなって、もっとお金がかかるようになるんだから。

    パパとママでお金について意見が対立した時の対処法は?

    一緒に暮らしていれば、子育ての方針で意見が食い違ったり、お金の使い道で衝突することもあるはず。そんな時にみなさんはどうやって解決していますか?

    H ママ:うちは意見が食い違ったときは、プレゼン方式をとります。たとえばマンションを購入した時は、とことん話し合いました。彼はまだ賃貸でいい、私は“今が買い時”、と意見が分かれたんです。だから私は、今後の返済額シミュレーションや繰り上げ返済について勉強して、説得材料をキッチリそろえてから、プレゼンしました。その内容に彼が納得してくれて。

    H パパ:仮に意見が対立していても、相手の本気度や意気込みがちゃんとわかって、その考えに納得できれば、僕は相手の考えを受け入れます。その話し合いの途中で、相手が「もういい!」と折れてしまったら、その程度の気持ちだったと思うので。

    K パパ:うちはお金のことでケンカすることがよくありますね。ママによく「ケチ!」って言われるし。

    K ママ:たしかに今までお金のことでは言い合いするばっかりで、解決に向けて前向きに話し合うことってなかったかも……。Hさん夫婦を見習わないといけないですね。

    家庭によってお金の使い方も貯め方も全く違うもの。日々生活していれば、何かと意見が食い違うこともありますが、その時はしっかりと話し合うことが、何よりの解決策。些細なすれ違いは、後々大きな問題に発展することもあります。夫婦といえども、意見ややり方は異なって当たり前。意見が食い違ったときには、感情のままに自分の意見をぶつけるのではなく、相手の考えをしっかり聞き、納得できれば受け入れる。自分の意見は根拠となる材料を揃えて説得する、という姿勢が大切なのかもしれません。

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