兼業主婦と専業主婦。金銭感覚の違い、その工夫と対策
仕事を持つ兼業主婦と、家事や育児に専念し夫を支える専業主婦。環境や立場が違えば、金銭感覚も違って当然。とはいえ、日常のちょっとした場面で、その感覚の違いがプチ紛争を巻きおこすこともあるみたい。今回は兼業主婦&専業主婦の金銭感覚について調査しました!
兼業主婦と専業主婦では、自由に使える自分のお金の額が違う!
やっぱり、気になるのは自由に使えるお金の額。専業主婦は85%が1ヶ月に自由に使えるお金の額を「1万円~2万円」と回答。いっぽうで、兼業主婦の場合は「1万円~2万円」が42%、「3万円~5万円」が48%、さらに「8万円~10万円」が10%程度もいて、専業主婦に比べると、お財布の自由度の高さがうかがえました。
兼業主婦と専業主婦では自由に使えるお金の額が違うため、お互いに金銭感覚の違いを感じることも少なくないようで、「金銭感覚の違いを感じることがありますか?」という質問には、59%が「ある」、41%が「ない」と、半数以上が金銭感覚の違いを感じていました。友人であってもライフスタイルが違う者同士、ふとしたときに違いを感じることはあるようで、特に兼業主婦にその傾向が顕著でした。
(出典)※マイナビウーマン調べ。2016年3月に20歳~49歳の既婚女性を対象にWEBアンケート。有効回答数192件
【金銭感覚の違い】「アプリゲームに数万円も課金!?」 VS 「“お金がない”を連呼でうんざり」
専業主婦のホンネ
・自分が大きい買い物や契約を即決できないときに、「専業主婦の金銭感覚だな」と感じる(38歳/主婦)
・兼業主婦の友達は、友人のお祝いにかける金額が違った(31歳/主婦)
・アプリゲームに数万円、課金していると聞いたとき(33歳/主婦)
・兼業主婦の友人は、毎月のケータイ代に自分の何倍もかけていて、光熱費等を節約しようという意識があまりない(46歳/主婦)
・いつもブランドものを着ている兼業主婦に、「安いもので、うまくコーディネートできるのって才能だよね」と言われたけど、それって悪口?(29歳/主婦)
・ちょっといい店のランチ、知っています感を出してくる(35歳/主婦)
・兼業主婦の友達の年賀状は、毎年、海外旅行に行ったときの夫婦の写真(41歳/主婦)
兼業主婦のホンネ
・「1円でも安いところに、買いに行かないとダメじゃない!!」と説教された。そっちはヒマかもしれないが、こっちは仕事していて時間が大事なんだ! 貧乏くさいこと言わないで!(35歳/自動車関連)
・専業と兼業で、家に遊びに来たときの手土産の額が明らかに違う(33歳/医薬品・化粧品)
・ランチに行くとき、ファミレスを指定された(35歳/商社・卸)
・「お金がない」と何回も言われて、うんざりした(41歳/情報・IT)
・スーパーでの買い物は底値ねらい(29歳/ソフトウェア)
・レストランで水ばかり飲む(38歳/電力・ガス・石油)
・専業主婦の友人が、本当は夜も出て来られる環境なのに、何かと理由をつけてランチに仕向けてくる(42歳/その他)
【付き合い方で心がけていること】「コツコツへそくりして相手に合わせる」&「相手に気を使わせないお店選び」
専業主婦のホンネ
・食事をするときには、最初にざっくりと予算か、行く店の種類を決めてから行くようにしている(38歳/主婦)
・普段はとことんケチっていることでも、人と一緒の時には合わせるように心がけている。バレていないといいけど……(34歳/主婦)
・自分の金銭感覚を貫く(32歳/主婦)
・学生時代の親友は金使いが荒いけど、お互い結婚した今は、ゆっくり会えるのも年に1~2回。だから、その日用にコツコツへそくりしている(40歳/主婦)
・セレブな人とは遊ばないようにしている(28歳/主婦)
・自分や家族の出費は節約しても、人づきあいはケチケチしないと自分の中でルールを作って割り切っている(45歳/主婦)
兼業主婦のホンネ
・相手のお金の話を聞くことはあっても、自分からはしない(30歳/金融証券)
・いかにも「自分が行きたい」風を装って、相手に気を使わせないお店を選ぶ(30歳/医療・福祉)
・遊びや食事のプランは、高いものと安いものを両方提案して、相手に選んでもらうようにしている(33歳/医薬品・化粧品)
・一緒に買い物には行かない(35歳/自動車関連)
・会う頻度を減らしている(36歳/機械・精密機器)
・自分の価値をおしつけない(35歳/食品・飲料)
・無理に相手に合わせないで、自分は自分、人は人をつらぬく(39歳/小売店)
まとめ
兼業主婦と専業主婦で金銭感覚の違いを実感していない人も半数近いとはいえ、実際のエピソードからは、お互いの不満がポロポロ……。お互いの付き合い方としては、それでも“自分の金銭感覚をつらぬく派”と“相手に合わせる派”に二分しました。
相手のスタイルを尊重し、その違いをヒントに自分のスタイルを見つめなおしてみるのもいいかもしれません。たとえば兼業主婦であれば自分の“無駄使い度”を確認したり、専業主婦の友人の上手なやりくりを見習ったり。専業主婦なら、ただやみくもに節約するのではなく、節約するものと使うものでメリハリをつけてみたり、賢いお金の運用方法を検討することも一手です。自分とは違うスタイルも参考にしながら、価値あるお金の使い方を考える機会にしてみて!
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