コラム

【退職金の運用方法】種類や注意点を専門家が解説

2021年 11月25日 公開

このページを共有する

株式の相続手続きを行うイメージ

「人生100年時代」といわれる昨今、シニアライフをより充実したものにしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。本記事では、より豊かなシニアライフを送るために重要な退職金の運用方法や、その注意点などについて解説します。

効率的なライフプランニングは、大和証券のライフプランニングがおすすめ!

効率的なライフプランニングは
大和証券のライフプランニングがおすすめ

詳しく見る
効率的なライフプランニングは、大和証券のライフプランニングがおすすめ!

効率的なライフプランニングは
大和証券のライフプランニングがおすすめ

詳しく見る

退職金と老後の生活

高齢者雇用安定法の改正により、定年年齢は65歳に引き上げられました。65歳まで働いて退職金を受取ろうと考えられている方もいらっしゃると思いますし、早期退職してその退職金で次の展開を図ろうと考えられている方もいらっしゃるでしょう。まずは、退職金と老後の生活について考えてみましょう。

退職金が支払われるタイミングと相場

退職金がいつ、いくらもらえるのかについて、法律では明確に定められていません。企業と労働者との雇用契約によって各企業で決められているため、退職金の額は企業ごとに差が出ます。退職金については、一般的に賃金規定や退職金規定に要項が定められているため、ご自身で確認する必要があります。

退職金の支給方法は、一括で受取る「退職一時金」が基本ですが、会社によっては退職後数年にわたって分割で受取る「退職年金」を選べる場合もあります。退職一時金は退職後1〜2カ月以内に会社から直接支給されるのが一般的です。ただし、中小企業の場合には「中小企業退職金共済制度(中退共)」を利用している場合があり、会社からではなく中退共から退職金が支給されることもあります。

厚生労働省の平成30年就労条件総合調査によると、定年時の退職給付額の平均は以下の通りです。

・大学・大学院卒
1,983万円
・高校卒(管理・事務・技術職)
1,618万円
・高校卒(現業職)
1,159万円
定年時の退職給付額の平均

また、東京都産業労働局の令和2年版中小企業の賃金・退職金事情によると、中小企業に限定した定年時の退職金給付額(モデル値)は以下の通りです。

・大学卒
1,119万円
・高専・短大卒
1,026万円
・高校卒
1,031万円
中小企業に限定した定年時の退職金給付額

なお過去の統計調査と比較すると、退職金の支給金額は近年減少傾向にあります。

老後に必要なお金

総務省統計局の家計調査報告(家計収支編)2020年によると、65歳以上の二人世帯(高齢者無職世帯)における1カ月の生活費は、平均で約23万円となっています。この金額はあくまで日常生活を送るために必要な金額です。シニアライフを楽しむための費用や、医療や介護などの負担が増加した場合のことも考えると、必要なお金は更に増えることでしょう。

日本人の平均寿命(2019年)は、男性が81.41歳、女性が87.45歳です。65歳から平均寿命までは男性で約16年、女性で約22年です。平均寿命が男性より長い女性の場合、退職後の生活費として23万円×12カ月×22年=6,072万円が必要となります。一方で年金が月20万円とすると、22年間で5,280万円もらえます。差し引き、約792万円が不足します。一般的に、この不足分は退職金で補うこととなりますが、不測の事態が起きた場合や平均寿命より長生きした場合を考えると、退職金が枯渇してしまうリスクは否定できません。そこで退職金を増やすための運用が重要となってきます。

退職金の運用方法

退職金を運用するイメージ

退職金は老後の生活資金の財源という性質を持っているため、ハイリスクな運用に偏りすぎると運用が失敗したときに取り返しがつかなくなる場合もあります。退職金の運用については十分な検討が必要です。まずは、代表的な運用方法について見ていきましょう。

定期預金

退職金が銀行口座に振り込まれると、銀行の担当者から定期預金を勧められることもあるかもしれません。定期預金は期間を設定して預金を固定するもので、普通預金よりも金利が高く設定されています。預入期間は半年から10年までの間で設定することが多く、期間が長いほど、また預入金額が大きいほど利率が上がる傾向にあります。預金ですので元本は保証されており、リスクの少ない運用方法といえるでしょう。

定期預金はペイオフの対象であるため、預入れた金融機関が破綻した場合には1,000万円まで保証されます。しかし、それ以上は保護対象外となるため注意が必要です。

一時払個人年金保険

一時払個人年金保険とは、退職金を原資に生命保険に加入し、保険料の全額を退職金で支払い、その後一定期間にわたって分割で保険金を受取るものです。国民年金や厚生年金に加えて、月々に年金としてもらえる額を増やしたい方におすすめです。

生命保険なので、もし保険期間内に死亡した場合には保険金が支給されます。そのため、死亡保障と生活保証を両立したい場合にも有効です。デメリットは、急な事情でお金が必要となり保険を解約した場合には元本割れする可能性が高い、という点です。そのため、無理のない範囲で契約することが大切です。

個人向け国債

日本政府が募集する国債(借金)を購入し、6カ月ごとに利息を受取りながら満期(3年、5年、10年で設定)に元本が返還されるのが個人向け国債の特徴です。発行元である政府による元本保証が付いており、取扱い金融機関が破綻しても日本政府が支払いを保証します。ただし、日本政府自体がデフォルト(債務不履行)した場合には損失を被る可能性もあります。

投資信託

投資信託(ファンド)は、運用の専門家(ファンドマネージャー)が投資家から集めた資金を一括して運用し、得られた運用益を投資家に分配するしくみの金融商品です。「安定重視」や「株に積極投資」、「ベンチャー投資」など、目的や投資方針などに応じてさまざまな種類のファンドがあります。自分で株や国債などを売買しなくても専門家に任せるだけでよいため、初心者でも始めやすい投資です。

ただし投資信託は基本的に元本が保証されている商品ではないため注意が必要です。あまりリターンを狙いすぎると、その分元本割れのリスクも高くなる傾向にあるので、始める前にしっかりと方針を定める必要があります。

株式投資

株式投資は証券会社を介して証券取引所で売買されている株式を購入し、売買による運用益や保有による配当益を得るものです。「企業の株主となることで間接的に企業を応援する」「株主優待などもあるので長期保有を目的とする」「短期間で売買を繰り返して売買益を獲得する」など、さまざまな運用スタイルを選択できることも株式投資の魅力の一つです。

株価は常に変動しており、株価が安いときに購入して値上がり時に売却できれば高い運用益を得ることが可能です。しかし逆に値下がりしてしまうと、思わぬ損失を被ることもあります。退職金をすべて株式投資に充てるのは非常にリスクが高いといえるでしょう。

バランスを考えた分散投資が大切

運用方法には、どれもメリットとデメリットが存在します。「これで間違いない」という運用方法は残念ながら存在しません。

資産運用は、安全性と収益性が天秤の関係にあります。安全性を重視すると収益性が下がり、収益性を重視すると安全性が下がります。運用の際には収益性と安全性のバランスを考えることが大切です。

特定の金融商品だけに集中させるのではなく、安全性と収益性を鑑みて複数の資産や運用商品に分散して投資することが運用リスクの観点から重要です。
どのように分散させるのが自分にとってベストなのか、その判断は資産運用の知見がある証券会社や銀行など金融機関に相談するのもおすすめです。

退職金運用はプランニングが大切

保有資産や退職金の額、将来設計によって、どのような運用商品にどのように配分すれば良いかは異なります。自分にとって最適な運用方法を選ぶためには、ライフプランと照らし合わせて考えることが大切です。将来必要な生活費はどのぐらいか、それに対して年金収入や貯蓄はどの程度あり、どれくらい積極的に資産運用を考える必要があるのかなど、さまざまな視点で考える必要があります。

ライフプランを具体的にイメージしよう

ライフプランを考える際にありがちな失敗は、何となくの漠然としたイメージで考えてしまい、結局、具体的なプランに落とし込めなかった、というケースです。将来のことを、イメージではなく具体的な数値やデータで考えることは、なかなか困難です。そのようなときは、専門家の知見を借りることも一つの手段です。

大和証券のライフプランニング

大和証券の「ライフプランニング」では、経験豊富なコンサルタントが、お客さまのご要望や将来の収入・支出などを丁寧にヒアリングし、お客さまに寄り添いながら一緒に将来のプランを考えます。また、高度な分析ツールを活用し、お客さまの理想とするライフプラン実現に向けた最適な運用プランをご提案します。

不安を安心に変えて充実のシニアライフを

退職金はこれまで仕事をがんばってきたことの証明です。だからこそ大切に扱い、将来の豊かなシニアライフのために賢く運用する必要があります。一人でプランを考えることは大変で、不安も多いものです。大和証券の「ライフプランニング」では、経験豊富なコンサルタントがお客さま一人ひとりに最適な退職金の運用プランをご提案します。プランニングに費用は一切かかりません。是非この機会にご利用下さい。

執筆:アイレップ

効率的なライフプランニングは、
大和証券のライフプランニングがおすすめ!
効率的なライフプランニングは、
大和証券のライフプランニングが
おすすめ!
ライフプランニング

お客さまからお伺いした「ライフスタイル」や「貯蓄・収入の状況」などをもとに金融資産残高の将来シミュレーションを行ない、理想のライフプランの実現に向けた課題とその対策をご提案します。

効率的なライフプランニングは、
									大和証券のライフプランニングがおすすめ!
詳しく見る

この記事をシェアする

このページを共有する