香港取引所において、指値注文の呼び値は、1株あたりの株価により以下のように制限されていますが、指値が呼び値ルールを満たさない場合、入力値を超えない最も近い呼び値(買注文は最も近い下方向の呼値、売注文は最も近い上方向の呼値)に調整したうえで香港取引所に発注いたします(注文約定照会画面では、お客さまが入力された指値を表示します)。
また、実勢株価からはずれた指値をする場合、香港取引所の値幅ルールに基づき注文が失効する場合があります。なお、一度取引所が注文を受付けても、値幅から外れるとその注文は失効しますのでご注意ください。
株価(香港ドル) | 呼び値 |
---|---|
0.01~0.25 | 0.001 |
0.25~0.50 | 0.005 |
0.50~10.00 | 0.010 |
10.00~20.00 | 0.020 |
20.00~100.00 | 0.050 |
100.00~200.00 | 0.100 |
200.00~500.00 | 0.200 |
500.00~1,000.00 | 0.500 |
1,000.00~2,000.00 | 1.000 |
2,000.00~5,000.00 | 2.000 |
5,000.00~9,995.00 | 5.000 |
株価(香港ドル) | 呼び値 |
---|---|
0.01~1.00 | 0.001 |
1.00~5.00 | 0.002 |
5.00~10.00 | 0.005 |
10.00~20.00 | 0.010 |
20.00~100.00 | 0.020 |
100.00~200.00 | 0.050 |
200.00~500.00 | 0.100 |
500.00~1,000.00 | 0.200 |
1,000.00~2,000.00 | 0.500 |
2,000.00~9,999.00 | 1.000 |
香港取引所では、1日の制限値幅が設けられておりませんが、直前の約定値を基準に指値範囲の制限があります。
一部銘柄については、ボラティリティ・コントロール・メカニズム(VCM)が適用され、急激な価格の変化が起こった場合に値幅制限が設けられます。詳細はこちら(ボラティリティ・コントロール・メカニズムとは)≫
当社発注先である香港現地法人が受付するオンライントレードの指値範囲は以下の通りです。
買付注文(新規・訂正注文) | |
---|---|
10:15(注1) (日本時間)まで |
売買基準値(※)の1/9~9倍 かつ
|
10:15(注1)~ 17:00(日本時間) |
売買基準値 1/9~ +10ティック |
17:00~17:06 (注2) |
クロージングオークションセッションリファレンス価格 ±5% リファレンス価格は、16:59~17:00の15秒毎間に取得したノミナル値の中間値 |
17:06~17:10 | 買注文・売注文ともに板に存在する場合、 値幅上限=最高買気配値、値幅下限=最低売気配値 上記以外の場合、 16:01~16:06と同じく、クロージングオークションセッションリファレンス価格 ±5% |
売付注文(新規・訂正注文) | |
---|---|
10:15(注1) (日本時間)まで |
売買基準値(※)の1/9~9倍 かつ
|
10:15(注1)~ 17:00(日本時間) |
売買基準値 -10ティック~9倍 |
17:00~17:06 (注2) |
クロージングオークションセッションリファレンス価格 ±5% リファレンス価格は、16:59~17:00の15秒毎間に取得したノミナル値の中間値 |
17:06~17:10 | 買注文・売注文ともに板に存在する場合、 値幅上限=最高買気配値、値幅下限=最低売気配値 上記以外の場合、 16:01~16:06と同じく、クロージングオークションセッションリファレンス価格 ±5% |
当日に取引がある場合 | |
---|---|
買付注文 |
最良買気配>直近約定値⇒最良買気配 最良買気配<直近約定値⇒直近約定値 |
売付注文 |
最良売気配<直近約定値⇒最良売気配 最良売気配>直近約定値⇒直近約定値 |
当日に取引がない場合 | |
買付注文 |
最良買気配>前日引け値⇒最良買気配 最良買気配<前日引け値⇒前日引け値 |
売付注文 |
最良売気配<前日引け値⇒最良売気配 最良売気配>前日引け値⇒前日引け値 |
また、注文数量の少ない銘柄に対して、売買基準値から乖離した注文(極端に高い買い指値、極端に低い売り指値)を入力すると、取引所・香港証券先物監察委員会から注文した顧客の情報の提示を求められることがあります。
対象銘柄(※)に急激なマーケットの価格の変化(5分前の取引価格±10%を超える価格変動)が起こった場合、ボラティリティ・コントロール・メカニズムが発動し、5分間のクーリングオフが導入されます。
クーリングオフは、クーリングオフ開始5分前の取引価格±10%の間でのみ取引が可能となります。
クーリングオフ終了後は、通常取引再開となり、ボラティリティ・コントロール・メカニズムは前後場それぞれ1回しか発動されません。
(※)対象銘柄:ハンセン指数およびH株指数構成銘柄
ボラティリティ・コントロール・メカニズム発動時間帯:
前場開始15分後~前場終了時 | (日本時間10:45~13:00) |
後場開始15分後~終了15分前 | (日本時間14:15~16:45) |