呼び値の単位、値幅制限

「呼び値」の単位、「値幅制限」

指値注文の「呼び値」は1株あたりの株価により以下のように制限されています。また、実勢株価からはずれた指値をする場合、「制限値幅」により注文を受付することができない場合があります。
なお、逆指値・デュアル指値注文の「条件株価」には、「呼び値」・「値幅」の制限はありませんが、当初注文（デュアル指値注文）および条件合致後の注文（逆指値注文、デュアル指値注文）における注文単価に「呼び値」・「値幅」の制限が適用されます。

呼び値の単位

東京、名古屋市場上場銘柄（TOPIX500構成銘柄）

東京、名古屋市場上場銘柄（TOPIX500構成銘柄以外の銘柄）

• ※ETF等（ETF、ETN）については、原則として、「TOPIX500構成銘柄」の呼値の単位が適用されます。
• ※売買単位が1口のETF等については、終値等が5,000円以下となった場合、原則として、その2営業日後の日から「TOPIX500構成銘柄以外の銘柄」の呼値の単位が適用されます。終値等が7,000円以上となった場合は、その2営業日後の日から「TOPIX500構成銘柄」の呼値の単位が適用されます。

制限値幅

値幅は、株価水準に応じて前日の終値または最終気配値を基準に定められます。
上場銘柄（東京、名古屋市場）

連続ストップとなった銘柄の制限値幅の拡大について

拡大の条件

2営業日連続で次のいずれかに該当した場合、その翌営業日から制限値幅が拡大されます。

• (1)ストップ高（安）となり、かつ、ストップ配分も行われず売買高が0株
• (2)売買高が0株のまま午後立会い終了を迎え、午後立会終了時に限りストップ高（安）で売買が成立し、かつ、ストップ高（安）に買（売）呼び値の残数あり

• ※ETF等については、ストップ高(安)の値段で立会を終了した場合、その翌営業日から制限値幅が拡大されます。

拡大する値幅

通常の制限値幅の4倍に拡大されます。
なお、ストップ高が連続した場合には上限のみが、ストップ安が連続した場合には下限のみが拡大されます。

値幅拡大の解除

拡大した側の制限値段（上限を拡大した時にはストップ高値段、下限を拡大した時にはストップ安値段）以外の値段で売買が成立した場合には、その翌営業日から値幅拡大が解除されます。

• ※ETF等については、拡大した側の制限値段（上限を拡大した時にはストップ高値段、下限を拡大した時にはストップ安値段）以外の値段で売買が成立しかつ立会を終了した場合には、その翌営業日から値幅拡大が解除されます。
• ※売買単位が1口のETF等については、「TOPIX500構成銘柄」の呼値の単位が適用されている場合、原則として、値幅の下限拡大の対象外となります。
• ※重複上場銘柄については、すべての取引所で同様の取り扱いとなります。
  （取引所ごとに拡大する条件に合致したりしなかったりする場合がありますが、売買高などが多い取引所を基準として制限値幅の拡大の可否が決定されます。）

東証上場外国株式等の例外的な取扱いについて

東証上場外国株式（ただし本国市場に上場している株式に限る）等について、前日算出された当日基準値段が、外国の主たる金融商品取引所における当日立会開始前の直近の値段を円換算した値段から大幅に乖離した場合は、東証は当日立会開始前に制限値幅を変更するとともに、当日の立会いを終日成行禁止とします。これに伴う予約注文の取扱いは以下のとおりですのでご注意ください。