新規注文/トレール逆指値
概要
- ・市場価格がトレール開始価格に達するまでは逆指値注文のみが発注されていますが、トレール開始価格に達すると逆指値注文が取消され、トレール注文が発注されます。逆に、先に逆指値価格に達した場合は逆指値注文が約定し、トレール注文が取消されます。
- ・一般的に損失を限定しながら利益の拡大を狙う場合に有効な注文手法で、イメージとしては、トレール注文(利益確定)と逆指値注文(損失限定)のOCO注文です(決済の場合)。新規注文の際は、ある通貨ペアが上(円安方向)に行ったら少しでも高い価格で売建てたいし(トレール)、下(円高方向)に行っても売建てたい(逆指値)時などに有効です。
トレール逆指値注文(売)のイメージ図
トレール逆指値注文(買)のイメージ図
- ※レートとは、売注文の場合は東京金融取引所が提示する買気配値、買注文の場合は東京金融取引所が提示する売気配値を指します。
- ※実際は、トレール注文の単価は最小のトレール幅(下図
ご参照)で更新されますので、青線の動きは階段状となります。
操作方法
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通貨ペアの選択
- ・プルダウンメニューから、取引する通貨ペアを選択します。
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売買の選択
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注文区分
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執行条件
- ・執行条件が表示されます。
- ・トレール逆指値注文の場合は、「逆指値」と表示されます。
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注文数量の入力
- ・注文数量(枚数)を入力します。
- ・入力欄の右にある「発注可能枚数」をクリックすると、その時点の発注可能枚数を確認することができます。
- ・注文数量(枚数)を入力すると、入力欄の下に、注文する通貨単位が計算されて表示されます。(例:米ドル/円を10枚注文する際は「100,000通貨単位」、南アフリカランド/円を10枚注文する際は「1,000,000通貨単位」と表示されます。)
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トレール開始価格の入力
- ・トレール開始価格を入力します。
- ・発注時のレートより有利な価格(売りであれば発注時のレートより高い価格、買いであれば発注時のレートより低い価格)を指定します。発注時のレートより不利な価格は指定できません。
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トレール幅の入力
- ・トレール幅を入力します。
- ・トレール幅の最小幅は通貨ペアごとに異なっており、以下の通りです。
クロスカレンシー(対円以外)通貨ペア:0.0005
対円通貨ペア
(米ドル、ユーロ、豪ドル、南アランド、Sクローナ、Nクローネ、香港ドル、メキシコペソ):0.025
上記以外:0.05
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逆指値価格
- ・逆指値価格を入力します。
- ・発注時のレートより不利な価格(売りであれば発注時のレートより低い価格、買いであれば発注時のレートより高い価格)を指定します。発注時のレートより有利な価格は指定できません。
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注文有効期限の選択
- ・注文有効期限を「当日」、「週末」、「無期限」、「日付指定」の中から選択します。
- ・「日付指定」を選択した時は、下の日付入力欄に、日付をYYYYMMDD形式で入力します。非取引日(原則土曜・日曜・元旦)を指定して入力した場合、指定日は翌取引日となります。
(例:有効期限を2010年3月31日とする場合は、“20100331”と入力します)
その他ご注意点
- ・注文ステータスが「待機中」「有効」「トレール中」の際に、注文取消が可能です。注文訂正はできませんので、一度取消して、再度発注してください。
- ・トレール開始後に価格が発注基準額に到達し、取引所に注文が発注された後は注文取消を受付けません。
- ・予約トレール注文、トレール逆指値注文ともに、条件合致後の執行条件は「成行」です。そのため、トレール開始後の発注基準額での約定を保証するものではありません。トレール開始後に価格が発注基準額に到達すると、逆指値注文した全ての注文枚数が執行されるように取引所に成行注文を発注いたします。その際、僅かな時間差が発生しますので、発注基準額と実際の約定価格にはズレが生じる場合があります。