ライフプランコラム「知っトク!働くあなたの税金」(2026年1月6日)「国民年金」は65歳まで払う? “税金が安くなる仕組み”

国民年金の支払いが60歳までだったのが65歳までになるかもというニュースを耳にすることがあるかもしれません。「負担が増える?」「私にも関係があるの?」と不安に感じる方、「私にはまだまだ先の話だから」とつい聞き流してしまったりしていませんか?実はこの「国民年金の保険料の支払い期間の変更」は、遠い未来の話ではなく、私たちの今納めている「税金」にも関わってくる、とても身近なテーマなのです。今回は私たちの生活にどのように影響するのかを一緒に見ていきましょう。

何が変わる? 「国民年金」の支払い期間

現在、国民年金保険料は原則として20歳から60歳までの40年間支払うことになっています。しかし、最近の年金制度改正の議論の中には、この国民年金保険料の納付期間を65歳までの45年間に延長することが盛り込まれています。もしこの通りになれば、今後は60歳を超えても国民年金保険料を支払っていく可能性がある、ということです。「保険料の負担が増える?」と、不安に感じてしまいますよね。ですがこの変更には、私たちの家計にとってプラスになる側面もあるのです。

負担だけじゃない! 税金が安くなるメリット

国民年金保険料の支払い期間が延びると、確かに負担は増えます。しかし、その分、私たちには2つのメリットがあります。

デメリット・メリット説明図

ここで注目してほしいのは、「今の税金が安くなる!」という点です。 国民年金保険料は、単に将来の年金のためだけに支払うのではありません。実は「今、あなたが払っている税金を安くする」という効果も持っているのです。

「社会保険料控除」とは?

「社会保険料控除」とは、あなたが支払った国民年金保険料や厚生年金保険料などの社会保険料の全額を、所得税や住民税を計算する対象となる収入(所得)から差し引くことができる、という制度です。簡単に言うと、税金がかかる収入が、支払った保険料の分だけ「なかったこと」になるので、その分、税金が安くなる、という仕組みです。もし60歳以降も国民年金保険料を支払うことになれば、その5年間は引き続きこの控除が使える、というわけです。

年金制度を「自分事」として捉えよう

いかがでしたでしょうか。国民年金保険料の納付期間延長のニュースは、一見「負担増」という側面ばかりが強調されがちです。しかし、そこには「将来もらえる年金が増える」だけでなく、「今の税金が安くなる」という税制上のメリットも隠されています。年金制度は、私たちの老後だけでなく、今の家計や税金にも深く関わっています。ぜひこの機会に、「自分事」として捉え、賢く制度を活用するための一歩を踏み出してみてください。

辻・本郷・税理士法人 × 大和証券

本資料は、大和証券が作成日現在(2025年12月25日)把握している情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。今後、法令・制度等が変更された場合、記載内容が変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。

ライフプランコラム
「知っトク!働くあなたの税金」トップページ

TOP