ウォーター・ボンド特集

ウォーター・ボンド特集〜世界の水問題と日本の役割〜

世界の水問題

世界では今なお、およそ11億人が安全な飲み水を手軽に利用できずにいます。命を危険にさらして汚染された水を利用するか、労働・教育の機会を犠牲にどこまでも歩いて水を汲みにいかなければなりません。下水道設備を利用できない人の数は25億人に達するといわれており、毎年180万人もの子どもが汚染された水が原因で下痢をおこし、適切な医療措置を受けることができないまま命を落としています。水の問題は貧困と密接に絡みあっているのです。
皮肉なことに、より良い水源を求める取り組みがかえって事態を悪化させることもあります。1980年代まで多くの人々が河川や湖の水を未処理のまま飲用していたためコレラや腸チフスなどの感染症が蔓延していたバングラデシュやインドでは、水源を井戸水へとシフトさせるという大がかりなプロジェクトが始動しました。貧しい人々が簡単な手動ポンプで自然の地下水を汲み上げることができるようになったことから、1990年代初めには1000万を超える井戸を通じて何千万人の人々に「安全な」飲み水が提供されるまでになったといいます。しかし、今ではその井戸水が多くの人を苦しめています。ヒマラヤ山脈の岩石にはヒ素が含まれており、何十億年という年月をかけてガンジス川周辺の地下に堆積していたのですが、それが井戸によって汲み上げられたため、数百万人がヒ素中毒に侵されてしまったのです。ヒ素に汚染された水を口にしてから発病するまで10年かかることから、今後、被害者の数が雪だるま式に拡大することが危惧されています。また、ネパール,ベトナム,中国,アルゼンチン,メキシコ,チリ,台湾,モンゴルといった国々でも、同様の被害が拡がる恐れがあるとのことです。
国連の『世界水発展報告書』は、「今世紀半ばまでに、最悪の場合で60か国の70億人が、最善の場合でも48か国の20億人が水不足に直面することになる」と警鐘を鳴らしています。経済発展を続ける開発途上国では産業排水が未処理のまま河川に排出される事例が増加しており、利用可能な水資源の減少につながっています。また、灌漑農地の乱開発により河川や湖沼が干上がり、地下水位が急激に低下する事例も世界各地で数多く報告されています。水資源の適切な管理が必要なのは明らかです。

日本の役割と貢献

海外で深刻化する水問題に対して、日本だけが無関心でいるわけにはいきません。食糧の大半を輸入に頼っている日本は、海外の水を大量に消費しています。小麦1kgをつくるためには1000〜2000リットルの水が必要です。米1kgであれば2000〜5000リットル、牛肉1kgであれば2万リットルの水が必要といわれています。海外で作られた農産物や衣料を輸入するということは、海外の水を消費していることに他なりません。東京大学生産技術研究所の沖 大幹教授等のグループが試算した結果によると、日本は貿易財の輸入を通じて毎年640億平方メートルの水を海外から「輸入」しています。
日本が長年に渡って蓄積してきた水資源管理のノウハウや技術は、世界の水問題に貢献することができると期待されています。では、私たち一人ひとりにできることはないのでしょうか。残念ながら、節水したからといってその分をアジアやアフリカの貧しい人々に送ることはできません。しかし、資金を提供することはできます。水資源管理には莫大な資金が必要です。一人ひとりのおカネも、それが集まれば大きな力となります。投資を通じてより多くの人々にきれいな水を。大和証券からのご提案です。
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