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2018年3月2日
初心者でも月1,000円から始められる“積立投資”の方法は?

    「投資をやってみたいけれど、やり方がわからない」「教育費などにお金がかかるなか、投資に大きなお金を使うのは怖い」という方も多いのではないでしょうか。実は、投資初心者でも始めやすい方法があるのです。それは、月1,000円といった小さな金額で始められる“積立投資”。今回は、初心者の方が始めやすい積立投資のメリットや、積み立てていくための方法についてまとめてみました。

    毎月自動的に積み立てるから、初心者でも始めやすい

    積立投資とは、毎月同じ金額で同じ投資対象を買っていくという投資方法です。「月々の積立額を1,000円にしよう」などと金額を決めて申し込めばOK。その都度「お金がいくら必要なんだろう」「いつ買ったらいいんだろう」と迷う必要もありませんし、何より、月1,000円程度の小さな金額で投資を始められるというのは大きな魅力だといえます。

    積立投資にはさまざまな種類があります。例えば、2018年からスタートした「つみたてNISA」。株や投資信託などの売買で得た利益に対して、通常かかる20.315%の税金が非課税となる「NISA(年間120万円まで、最長5年間)」について聞いたことがあるかもしれませんが、その積み立てバージョンです。

    「つみたてNISA」は、1年間あたり40万円を最長20年間、決められた投資信託の中から選んで積立投資できます。得た利益に対しては「NISA」と同様に非課税となる、お得な制度です。証券会社によっては月1,000円程度の小さな金額から始められるので、初心者にとって始めやすい投資法といえます。

    この他にも、積立投資の方法として、勤務先に制度があれば利用できる「持株会」といった制度もあります。これは、自分の会社の株を例えば月々1,000円から、コツコツ自動的に買っていくというもの。通常、金融機関で株を買う場合は、100株単位などと条件が決められているため、数万円〜数百万円もの資金が必要になることがありますが、持株会であれば、小さな金額から積み立てていくことができるのです。

    毎月一定額で買っていく「積み立て」は、“高値づかみ”を防げる

    実は、積み立てで投資をしていくということには、大きなメリットがあります。それは“高値づかみ”を防げるということ。

    積立投資のメリットをより詳しく理解するために、120万円を、ある株式に投資した場合の例を紹介しましょう。

    Aさんは運用開始時に120万円全額を一度に投資し、Bさんは10年間ずっと毎月1万円を積み立てているとします。2人の総投資額(120万円)の10年目における評価額はどうなるでしょうか。
    例えば、当初、10,000円だった株価が2,000円に下がり、その後、10年目に5,000円まで戻ったと仮定します。
    その場合、Aさんが運用開始時に投資した120万円は10年目に半値の60万円に減少していますが、Bさんの総投資額120万円は約144万円に増加しています。Bさんの評価額が増えた理由は、Aさんが運用開始時にまとめて購入し約120株しか取得できなかったのに対して約288株とより多くの株数を取得できたことが影響します。

    月々1万円で積み立てた場合のイメージ

    これは、積み立てによって、株価が高いときには購入する株数を少なく、株価が低いときに多く買う「ドル・コスト平均法」という効果によるもの。あくまでも一例ですが、ドル・コスト平均法により、株価が高いときにたくさん買ってしまうというリスク=いわゆる“高値づかみ”を下げられるというわけです。

    資生堂の持株会に聞いた!月1,000円で株が買えるメリット

    自分の会社に持株会という制度があれば、自分の会社の株を月1,000円などの少額で積み立てていくこともできます。そこで今回は、株式会社資生堂IR部株式グループの栗谷典子さんに、従業員持株会についてのお話を聞きました。

    ――自社株を毎月積み立てで買っていく持株会は「実はよく知らない」「株を買うのはなんだか怖い」という方も多いのではないでしょうか。その仕組みについて教えてください。

    栗谷典子さん(以下、栗谷さん):持株会は、従業員の福利厚生制度の一つで、上場企業約3,500社のうち、9割にあたる約3,000社に導入されています。上場企業にお勤めの方は、職場で聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

    一般的には、毎月1口=1,000円から積み立てが可能です。給料やボーナスから、ご自身で決めた金額で積み立てていき、会社の持株会がまとめて株を購入し管理しています。通常の株式市場で買う場合は、単価×100株などのまとまった金額が必要になりますが、持株会でしたら、月に1,000円や5,000円というように身近な金額で始められるのは大きなメリットです。

    財形のように給与から自動天引き!気づかないうちに増えている

    ――月1,000円程度からでしたら気軽に始められそうですね。他にも、持株会のメリットはあるのでしょうか?

    栗谷さん:持株会によっては、奨励金制度を導入している場合があります。積立金額に対して数パーセントを会社が上乗せしてくれるという制度です。当社では奨励金が10%つきますので、毎月1万円積み立てる場合は、1万1,000円ずつ株式を買っていくことになります。配当金があった場合はその配当金でも株式を購入していくので、徐々に増えていくことになります。
    また、財形貯蓄のように給与から自動的に天引きされるので、着々と続けていった結果いつの間にか貯まっている、という方が多いですね。それに、株主という立場になるため、自分の会社の業績がどうなっているか、今まで以上に興味がわいて、会社の経営についても興味を持っていただくきっかけにもなると思います。

    ――例えば、月3,000円で始めて、途中から1万円に増やしたり、1,000円に減額したりと、金額の変更も可能でしょうか。

    栗谷さん:はい。当社では、持株会の加入も、積立口数の変更(増口、減口)も毎月受け付けています。(注:企業によって異なります)。新規加入や増口でプレゼントをもらえるキャンペーンも時々行っています。「月に1万円だったけど、1万5,000円にしようかな」と検討する社員もいますね。

    従業員持株会は、月1,000円から、自分の好きな金額で始められます

    ――持株会でも、”株主優待”をもらえるのでしょうか?

    栗谷さん:はい。1,000株以上保有している方には、年1回株主優待品をお届けしています。10種類ほどの自社商品から選べるのですが、資生堂プロフェッショナルのシャンプーや資生堂パーラーのカレーセットなどが人気です。
    「化粧下地がそろそろなくなるけど、もうすぐ株主優待でエリクシールが届くから楽しみ」「毎月5,000円積み立てていたら、十数年たって1,000株に到達して、株主優待品の案内が来た時には、達成感がありましたね」という声もあります。

    当社の場合、一般株主の方が市場で当社の株を買う場合は、1,000株に達してから1年株を保有した後に株主優待をもらえる仕組みなのですが、持株会の場合は、12月末時点で1,000株に達していれば自動的に株主優待の対象になります。

    ――子育てママの悩みとして「忙しい」ということがありますが、持株会に申し込んだり、相場が高いと思ったときに売却したりというのは、スムーズにできるものでしょうか?

    栗谷さん:はい、当社では申し込みは、社内の専用用紙を提出することで、翌月には積み立てが始められます。株の売却をする際には大和証券に口座を作る必要がありますが、その口座ができれば、株式をその口座に振り替え、売却できます。ただし、インサイダー取引に抵触しないよう、「この月の決算発表までは売却はできません」と決められた期間もあり、それを避けることは必要です。社内に窓口があるので、証券会社の窓口に出向くことなく、社内で入退会、積立口数変更手続きのすべてを完結できます。

    ※株の売却については、個人で大和証券へ発注の手続きをする必要があります。

    “持株会”なら、時間を取ってわざわざ証券会社に行かなくても、会社にいる時間内で始められます

    手続きは会社の中で完結!忙しい人でも始めやすい

    ――忙しい方にとっては、会社の中で完結できると簡単で助かりますね。

    栗谷さん:そうですね。申込書を書くだけで、翌月の給与から天引きされるので、システムとしてはとても簡単だと思います。
    長く投資していくことを考えると、毎月の給与天引きで自動的に株を買って積み立てていく持株会は、時間的なリスクも分散させることができますし、当社の場合は奨励金も10%つくので、資産形成において役立てていただける仕組みだと思います。月1,000円から始められますから、投資が初めてだという方も、リスクを理解していただいた上で始めることを、株式グループでもご提案していきたいですね。

    ※従業員持株会の概要・手続き等は各企業により異なります。

    勤務先に「持株会」の制度がないか、ぜひ調べてみましょう!

    小さな金額から始める積立投資は、忙しい子育て世帯にもピッタリです。新しく登場した「つみたてNISA」をはじめ、勤務先に「持株会」の制度がある方は、手軽に始められる積立投資の選択肢として、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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      少額投資非課税制度(NISA・つみたてNISA)および
      未成年者少額投資非課税制度(ジュニアNISA)に関する留意事項

      [共通事項]
      • NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA(以下NISA制度)は、すべての金融機関を通じて、同一年において1人1口座に限り開設することができます。(金融機関を変更した場合を除きます。)
      • NISAとつみたてNISAは選択制であることから、同一年に両方の適用を受けることはできません。NISAとつみたてNISAの変更は、原則として暦年単位となります。
      • その年の非課税投資枠の未使用分を、翌年以降に繰越すことはできません。
      • NISA制度の損益は税務上ないものとされ、他の口座で保有する上場株式等の配当金、売買損益等と損益通算することができません。
      • 国内上場株式の配当金、ETF・REITの分配金は、証券会社で受取る場合(株式数比例配分方式を選択されている場合)のみ非課税となります。
      • 投資信託の分配金のうち、元本払戻金(特別分配金)は非課税であるため、NISA制度の非課税メリットを享受できません。
      • NISA制度以外の口座で保有されている上場株式等をNISA制度における口座に移管することはできません。
      • NISA制度における口座で保有されている上場株式等を、他の金融機関のNISA制度口座に移管することはできません。
      [NISAに関する留意事項]
      • NISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間120万円までです。銘柄の入れ替えやスイッチングも、買付金額分、非課税投資枠が消化されます。

        ※ 大和証券では、スイッチングのご利用はできません。

      [つみたてNISAに関する留意事項]
      • つみたてNISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間40万円までです。銘柄の入れ替えも、買付金額分、非課税投資枠が消化されます。
      • つみたてNISAをご利用いただくにあたり、定期的、継続的に積立投資を行なう積立契約をお申込みいただく必要があります。
      • 20年の非課税期間経過後、翌年の非課税投資枠に保有商品を移管することはできません。
      • つみたてNISAにかかる積立契約により買付けいただいた投資信託の運用管理費用(信託報酬)等の内容については、原則年1回お客さまへ通知いたします。
      • つみたてNISAに累積投資勘定を設けた日から10年経過した日、および同日の翌日以後5年を経過した日(以下基準経過日)ごとに、つみたてNISAを開設いただいたお客さまのお名前・ご住所について確認させていただきます。なお、基準経過日から1年以内に確認ができない場合、つみたてNISAへの上場株式等の受入が出来なくなります。
      [ジュニアNISAに関する留意事項]
      • ジュニアNISA口座開設後は金融機関の変更ができません。(廃止後の再開設は可能です。)
      • 口座開設者が18歳になるまで※1に、ジュニアNISAから払出しを行う場合は、過去の利益に対して課税され、ジュニアNISAを廃止することになります。※2

        ※1 3月31日時点で18歳である年の前年12月31日まで

        ※2 災害等やむを得ない場合には、非課税での払出しが可能です。(このときもジュニアNISAを廃止することになります。)

      • ジュニアNISAにて運用される資金は、口座開設者本人に帰属する資金に限定されます。
      • ジュニアNISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間80万円までです。銘柄の入れ替えやスイッチングも、買付金額分、非課税投資枠が消化されます。

        ※ 大和証券では、スイッチングのご利用はできません。

      *今後、法令・制度等が変更された場合、記載内容が変更となる可能性があります。(2017年9月現在)

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      ご投資にあたっての留意点
      取引コースや商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、契約締結前交付書面、目論見書、等をよくお読みください。

      関連サイト

      • 大和証券
      • プラチナくるみん