TOP

2017年4月7日
専業主婦と兼業主婦、それぞれどうやって貯めてる、増やしてる?

    既婚者のへそくり額が過去最高に

    明治安田生命が2016年に行った調査によると、既婚者のへそくり額が2006年の調査開始以来、過去最高に達しました。その中でも20代から50代のへそくりの平均額は89万8,495円。前年よりも20万円以上伸びているというから驚きです(図1、表1)。

    では、いったい誰がどのくらいへそくりを増やしているのでしょうか?表2をよーく見てください。実は、この1年間でへそくりを大きく増やしたのは、男性たちなんです。20代、30代の男性たちは前年に比べてそれぞれ約20万円ずつ、40代男性にいたってはなんと約50万円もへそくりを増やしています。夫たちは仕事に忙しくてへそくりなんてするわけないと思っていたら、それはちょっとした勘違いかもしれません。

    それに対して、へそくり額が大きく減っているのが30代の女性たち。前年に比べて20万円以上もへそくり額を減らしています。30代男性が20万円近くもへそくりを増やしているのと比べて対照的ですね。

    女性のなかではとても頼もしいのが、50代と60代の女性たち。子育てが一段落して老後が視野に入ってくる年代のせいか、50代は前年よりも65万円、60代は131万円と、かなりのハイペースでへそくり額を増やしています。

    ではなにかと忙しい30代、40代の女性たちが貯め上手・増やし上手になるにはどうしたらいいのでしょうか?専業主婦と既婚女性の特徴に合わせて、一緒に考えてみましょう。

    専業主婦のお金の貯め方・増やし方

    専業主婦のメリットはなんといっても自由時間の調整がしやすいことでしょう。毎日の家事や子育て、PTAや地域の活動なども加わると、自分のためのまとまった時間は取りにくいかもしれませんが、細切れ時間を組み合わせれば、兼業主婦に比べて使える時間の総量では勝っています。専業主婦の資産である「時間」を資産形成に活かしていきましょう。

    一方で、自分の稼ぎが無いのが専業主婦のつらいところですよね。そこで、専業主婦の資産形成には、夫との連係プレーや、情報ツールの活用が重要になります。

    実際に私が受けたご相談事例などを参考に、専業主婦にお勧めの貯め方・増やし方をご紹介しましょう。

    貯める

    ・お買い物にはクーポンサイトや価格比較サイトをかしこく活用。大きな買い物をするときほど、情報収集に時間をかけていいものをお安くゲットしましょう。
    ・貯金は「つもり貯金」がぴったり。お弁当をつくったら300円、クリーニングに出す代わりにアイロンをかけたら100円など、自分の家事に価格をつけて、外注化したつもりで貯めてみて。家事のモチベーションもアップします。
    ・子どもの習い事の待ち時間に家計簿アプリで家計管理。

    増やす

    ・子どもと一緒に図書館に行き、マネー雑誌で運用先の情報収集。
    ・スマホで株式相場をチェックして売買注文。売却益だけでなく、ときどき自分宛に株主優待や金券などが届く楽しみも。
    ・習い事感覚で、金融機関のマネーセミナーやネット動画で投資のお勉強。ネットを使えば自宅にいながら投資できるから、小さな子がいてもやりやすい。
    ・夫婦の連係プレーで個別株投資。ビジネス感覚のある夫が気になる銘柄をピックアップし、時間のある妻がタイミングを見計らって実際の売買を担当。
    ・家を売るときに時間を活かして情報収集。周辺相場をこまめにリサーチして、業者の言い値よりも500万円高く自宅の売却に成功。

    いかがでしょうか?家庭中心、子育て中心の生活をしながらも、時間を活かしてまとまったお金を手にしている主婦って実は結構いるんです。

    節約や貯金はともかく、投資や家の売買となるとハードルが高すぎ……と思った方は、状況がゆるすなら1日アルバイトなどもお勧めです。継続して働くのは難しくても、食品販売、試験監督や軽作業など、主婦感覚が活かせるバイトや経験不問のバイトも、スマホで探せば最近は結構あるんですよ。1日働けば5,000円〜8,000円程度もらえるから、家計のちょい足しにはぴったりじゃないでしょうか。

    兼業主婦のお金の貯め方・増やし方

    自分の稼ぎはあるけれど、自由時間が少ないのが兼業主婦のつらいところですよね。忙しいときにお惣菜が続くと無駄遣いではないかと後ろめたさを感じている人も。

    また、兼業主婦からよく聞くのが、「夫とお金の話ができていないため家計の全体像がつかめない」という不安です。お金の話でもめるのが面倒だから、「子どもの給食代や塾代など自分の口座から落としているものがいっぱいある」という人も。

    相談しなくても自分の裁量で何とかなる反面、夫とゆっくり話し合いが持てないためにお金の不安や不満を抱えているのが兼業主婦です。大きなお金については夫婦でしっかり話し合い、家事も家計も役割分担を心がけましょう。

    実際のご相談事例などを参考に、兼業主婦にお勧めの節約や投資の方法をご紹介しましょう。

    貯める

    ・家事も家計管理も頑張りすぎは禁物。ストレスがたまる前に家族にヘルプを求めるか、外部サービスの活用を。ストレスは衝動買いのきっかけになります。
    ・先取り貯蓄で手間をかけずに貯めましょう。毎月決まった金額を自動積立にしておけば、知らず知らずに貯められます。
    ・ふるさと納税の活用がおススメ。カタログショッピング感覚でお米やお肉、お酒などをオーダーすれば、節税しながら自宅に美味しいものが届きます。買い物の手間も省けてとっても便利。

    増やす

    ・投資信託の自動積立で、毎月決まった金額ずつ自動購入していきましょう。手間をかけずに幅広く投資ができるのでリスク分散にもつながります。
    ・持ち株会制度がある会社に勤めている兼業主婦なら、会社から奨励金が出る会社も多くあるので、勤務先の持ち株会を検討してもいいでしょう。
    ・お給料が上がったら、毎月の貯蓄額や投資額をアップして。お金の増えるスピードがアップします。
    ・そんなに時間や手間がかけられないという場合には、手数料はかかりますが、金融機関に投資を一任できるファンドラップのような商品も。

    専業主婦、兼業主婦、それぞれ自分のライフスタイルの長所を活かすことが成功への近道です。ストレスをためることなく、お金をしっかり貯めていきましょう。

    文:ファイナンシャルプランナー 氏家祥美

    <関連記事>
    30代共働き夫婦のための、簡単・しっかり貯まる家計管理術
    住宅購入、子育て、旅行…叶えたい夢がいっぱい!家族のお金の「貯め時」っていつ?
    マイナス金利時代でもタンス預金はNG!超低金利だからこそ「お金に働いてもらう」ことが必要に

    <関連キーワード>
      人気キーワード
      知りたい!個人向け国債 現金プレゼントキャンペーン 新規口座開設はこちらから

      お取引にあたっての手数料等およびリスクについて

      当社で取扱う商品等へのご投資には、商品ごとに所定の手数料等をご負担いただく場合があります。(国内株式委託手数料は約定代金に対して最大1.24200%(税込)、ただし、最低2,700円(税込)、ハッスルレートを選択しオンライントレード経由でお取引いただいた場合は、1日の約定代金合計が300万円までなら、取引回数に関係なく国内株式委託手数料が3,240円(税込)、以降、300万円を超えるごとに3,240円(税込)が加算、投資信託の場合は銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸経費、等)
      また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の上場有価証券等書面または契約締結前交付書面、目論見書、お客さま向け資料等をお読みください。

      関連サイト

      • 大和証券
      • プラチナくるみん