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2017年3月17日
入れないと、私の人生も変っちゃう……!?
「保活」を乗り切ったワーママたちのホンネ

    わが子の保育園を探す活動=「保活」が、仕事復帰をめざす出産後のママが直面する大きな壁となっています。特に首都圏では認可保育園の倍率が高く、待機児童が多い地域では、希望する保育園に入園できないこともザラ。昨年7月に厚生労働省が発表した「保活の実態に関する調査の結果」(※以下、『保活実態調査』)では、希望通りの園に入れたママたちでも、「負担に感じた」割合は8割近くおり、保活がママたちにのしかかる苦労のほどがうかがえます。今回は、そんな保活の実態に直面したワーママたちのホンネに迫ります。

    妊娠中から“保活”は始まる!? 入園を目指す首都圏ママたちの「保活」の実態

    『保活実態調査』では、保活を開始した時期は、出産後6カ月以降(23.0%)、6カ月未満(22.1%)が拮抗。また妊娠中(15.5%)、産前休業・産後休業中(15.3%)も一定数という結果に。つまり全体の3割は、妊娠中や出産直後から、早くも保活を始めていたことがわかります。またSODATTEが今回おこなったワーキングマザーへの取材でも、すでに妊娠中から情報収集や見学をこなす、区役所の担当者のもとへ通う、小論文を提出するなど、保育園探しに労力を注ぐママたちの実態がかいま見えました。

    ※厚生労働省『「保活」の実態に関する調査の結果』より

    ママたちのホンネ(1) 努力したこと

    ●「妊娠中から、認証保育園の検索や情報閲覧、実際に園に見学にいくなど、精力的に活動。出産後は、1年で仕事復帰するための保育ママやグループ保育室の面談、認可・認証・無認可保育園の見学・申し込み、と目まぐるしかった」(37歳)

    ●「産後1カ月で、育児休暇者のための選考入所予約をしたが、落選。その後、1歳児の4月入園にむけて、生後7カ月くらいから保活をしました。区役所の担当の方に話を聞き情報収集をするのがメインで、入園しやすい新規オープン園などを教えてもらい、見学に。認証保育園の申し込みは、申込み初日の朝一番に夫婦で願書提出するなど熱意を見せ、その甲斐があってか、倍率2倍の園に入園できた」(36歳)

    ●「9月が誕生日で、誕生日にすぐ申し込みするも、近所の認可保育園は空きなし。認証も3カ所あるがどこも空きなし。区役所の担当部署宛に2回ぐらい手紙で、“保育園に入りたい”という切実な小論文を出した。結果的に認証に入園できたが、入れるまではプレッシャーが強かった」(33歳)

    ウソも方便、とはいうけれど……保活ママが感じた、「こんなところがツラかった!」

    『保活実態調査』では、特に苦労を感じた点としては、「市役所などを何度も足を運ばなければならなかった」ことが最も多く、次いで「情報の収集方法が分からなかったこと」と続きます。産後の体力が回復していない時期や、育児で多忙な中を、情報収集や見学のために何カ所も足を運ばなければならないのは、特に新米ママにとっては相当な負担となるようです。

    ※厚生労働省『「保活」の実態に関する調査の結果』より

    ママたちのホンネ(2) ツラかったこと

    ●「上の子の時は出産後に引っ越しをしたので、身近に働くママの知り合いがいない、土地勘もない状態だったので、情報収集に苦労した。また、東日本大震災の直後であり、震災のトラウマで外出できずにいたので、他のママよりも情報収集が遅れ、ますます気持ちが焦った」(36歳)

    ●「結果的に運よく認可保育園に入れたが、認証はすべて落選。会社の育休の取得期間が1歳半までで、それを越えると退職になってしまうため、運任せで人生が左右されるところが辛かった。また、認証・無認可の中には、“この環境ではわが子を預けたくはない……”と思うところも多かった」(33歳)

    ●「入るかどうかわからないのに、“絶対入ります!”とウソをつかなければならないのが、精神的にけっこうつらかった。あと、おさえのために複数の園に契約金払うのも、仕方ないとはいえ、なんだかなあ……と」(32歳)

    保活のコツはやっぱり“情報戦”!? ママたちが工夫していたこと

    期限までにわが子が園に入れなければ、会社を辞めなければいけない……リミットが迫る中で必死に入園可能な施設を探すママの焦燥感が伝わってきます。また『保活実態調査』では「情報の収集方法に苦労した」という回答も目立ちましたが、保活ママたちは実際どこから、どのように情報を得ていたのでしょう。

    ママたちのホンネ(3) 工夫したこと

    ●「区役所のWEBサイト、各保育園の公式サイト、口コミサイトとインターネットからの情報がメイン。あとは社内のワーママ仲間とひんぱんにやりとり」(36歳)

    ●「区の担当者がとても親切な方だったので、そのエリアの保育園状況など色々アドバイスや相談にのってくれた。幸い、通園可能な保育園が複数あったため、どの園を希望するかについては自分の目で確かめたり、候補園に通っているママに声をかけて状況を教えてもらった」(33歳)

    ●「インターネットの情報と、園に見学に来ていた同じ境遇のママたちから(友達ではない)。やはりママからの情報がとても大事」(40歳)

    これから保活に向き合うママたちへ、先輩ママからアドバイス

    インターネットの活用は当然のことながら、役に立つのはやはり、同じ境遇のママからのリアルな情報のよう。「周囲のママたちが最強の情報源」(36歳)、「とにかく各施設にガシガシ問い合わせた」(38歳)という声も。最後に、これから保活に向き合うママへのアドバイスを聞いてみました。

    ママたちのホンネ(4) アドバイス

    ●「各施設のリサーチはもちろん、実際通ったことがある人、その地域で保活したことがある人に聞くと、現実的で実践可能な抜け道的な方法を聞くことができたりする。激戦区にお住まいの方は、“移住”という選択肢も、ストレス減のためにはありかも」(38歳)

    ●「マンションの建設ラッシュなどで保育園事情が変更することが多いので、自治体の保育園担当にヒアリングするのが一番確かだと思う。下調べをして希望保育園をいくつか選定したあとは、そこに通っている先輩ママなどに声をかけて、園での過ごした方や満足している点・改善してほしい点など情報収集できればベスト」(36歳)

    ●「早く動くに越したことはない。認可は、なるはやで事前申込みはしておいたほうがいいけど、自分の大事な子供が1日10時間も平日毎日過ごす環境として、親が納得できるところを選んでください。保育環境は、部屋・ロケーションなどの物理的環境に加え、“先生の様子”がかなり大切なので、先生の離職率、親がいないところでの子供に接する様子など、しっかり見て判断してください」(34歳)

    保活は、住んでいる自治体の待機児童状況によっても、大きく左右されるもの。保育園激戦区では数カ月にわたり並行して探し続けたり、もし全部落ちてしまったら、仕事をやめなければならないのだろうか……と自分のキャリアに対する不安な思いをも抱えながら、根気よく保活を続けるママの肉体的な疲労と心理的なプレッシャーは相当なもの。ママたちが安心して出産・育児をし、時期が来れば安心して保育園にわが子を預けられる……そんな一日も早い「待機児童問題」の解決を願うばかりです。

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