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2016年12月16日
意外に高額?受験料や交通費など大学受験に必要なお金

    大学の受験には、予想以上の費用が必要になることがあります。注意したいのは一般入試にかかる受験料ですが、交通費や宿泊費、必要書類の郵送料なども案外かかります。どんな費用がどれくらいかかるのか、あらかじめ調べておきましょう。

    受験方法と大学別に、1回にかかる受験料を要チェック

    大学の入学試験には、推薦入試、AO入試、一般入試といった種類がありますが、どの方法でも1回ごとに受験料(検定料)がかかります。推薦・AO入試の場合は国公立で1万7000円程度、私立大学は3万5000円が一般的ですが、一般入試の場合、国公立・私立の併願も含めて、複数の大学・学部などを受験するケースが多いため、受験費用だけでかなりの金額になるケースが増えています。

    国公立の一般入試では「センター試験」を受けることが必須ですが、私立でもセンター試験を利用した受験方法が増えているため、大学進学を希望する人の大半は、最初にセンター試験を申し込んでいます。申し込みは秋で、その際に3教科以上の受験で1万8000円、2教科以下で1万2000円の受験料を払い込みます。
    国公立の場合、センター試験の結果によって2次試験の受験校を決め、その出願時に1万7000円が必要です。国公立はこの2回分で、最低3万5000円の受験費用が必要です。

    私立の一般入試は、センター利用試験を選べば1回につき1万〜2万5000円程度。学校・学部ごとに行なう選抜試験では1回3万5000円が相場です。ただし、複数の学部を一度に出願すると、2学部目からは割引になったり、インターネットで出願すると少し安くなったりする大学も増えています。出願方法によっても、受験料は若干違ってくることに注意しましょう。

    一般入試は複数校・学部の出願で、受験にかかる費用の平均は40万円以上

    国公立を志望する人でも、滑り止めとして私立大学を併願するケースがほとんど。私立志望者の場合も通常、複数の大学や学部を受験します。最近は私立の受験方法が多岐にわたり、同じ大学の同じ学部でも、センター利用試験、一般選抜試験、全学部統一試験など、受験のチャンスは何回かあります。中でもセンター利用試験を選択すれば、1回の試験で複数の大学・学部を受けられ、滑り止め校を含めて出願数は多くなりがちです。

    大学・学部ごとの選抜試験でも、試験日程の調整をしつつ5〜6校、多い人はそれ以上受験することも珍しくありません。結果として、センター利用試験と一般選抜試験などを合わせて、30万円以上の受験料を振り込んだという話はよく聞きます。

    受験に関連した費用には、入学しなかった大学への納付金、いわゆる滑り止めの大学に対する入学申込金の支払いなどもあります。国公立は合格発表が3月中旬以降と遅く、私立でも第一希望になりやすい難関校ほど試験日や合格発表は遅い傾向があります。そのため、浪人を避けたければ、先に合格した私立大学に滑り止めとして入学申込金を支払うことも必要になります。

    受験費用と、入学しなかった大学への納付金の合計額は、図1の通り、短大を除くと平均40万〜45万円となっています。

    試験当日にかかる交通費や宿泊費など、その他の費用もこまごまと

    受験するのが近くの大学だけなら、試験当日の交通費だけですみますが、遠方の大学を受ける場合、前日からの宿泊が必要になります。多くの国公立は試験が2日にわたるため、前泊を含めて最低2泊は必要。地方から首都圏や関西圏などの大学を数校まとめて受験する場合などは、数日から1週間くらい滞在するケースもあります。そのため、交通費と宿泊費で5万円、10万円とかかるようなケースはよくあり、人によってはもっとかかることも覚悟してください。

    ある進学校の保護者に聞いた話では、地方の国立大学を受験する生徒が大勢いて、「子どもが一人でホテルに泊まるのは初めてだし、心配だから」と、女子生徒のうち半数は母親が現地まで同行したそうです。そうなると交通費・宿泊費は2人分かかります。

    一方、私立大学ではここ数年、試験会場を大学キャンパスのほか、全国の主要都市に設置するケースが増えています。自宅から近い会場を選べば、交通費や宿泊費は節約できるので、受験校を絞り込む際は試験日程や会場をしっかり調べることが重要です。

    そのほか、出願のための募集要項を入手する費用や、郵送で願書を提出する際の書留料金、受験料の振込手数料などもかかります。複数の大学を受験する場合、こうした費用も数万円となるため、ばかにできない金額です。入試情報の確認や出願、振込もすべてネットで行えば費用は安くなりますが、細かいことは書類で確認した方が安心という保護者も多く、ネットだけでは済まないケースが多いようです。

    直前になって慌てないように、余裕をもって手元に用意

    大学によって、一般入試の出願は早ければ12月末から受付が始まり、1月中旬ごろが前期日程の出願期限のピークになります。試験日は1月半ばのセンター試験を皮切りに、1月下旬から2月にかけて私立大学、2月下旬から国公立の選抜試験が続きます。
    試験当日の感触や合否によっては、2月下旬から3月の後期日程に合わせて、追加で出願するケースもあり、そのつど受験料を振り込む場合もあります。

    このように受験シーズンに入ると、親としては気の抜けない日々が続きます。進学先が決まったら、すぐに入学金や学費などの初年度納付金を支払うことになるため、納付金は事前に用意しておくことが大切ですが、その前に必要な受験にかかる費用も、余裕をもって手元に準備しておきましょう。

    文:マネージャーナリスト 光田洋子

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