佐藤光の今日から活かせる「テクニカル分析」講座 みなさん、こんにちは!シニアテクニカルアナリストの佐藤光です。テクニカル分析を始めて20年。私が20年かけて学んだ「テクニカル分析」のエッセンスを全12回にわたってお伝えします! 佐藤光の今日から活かせる「テクニカル分析」講座 目次

みなさん、こんにちは!シニアテクニカルアナリストの佐藤光です。テクニカル分析を始めて20年。私が20年かけて学んだ「テクニカル分析」のエッセンスを全12回にわたってお伝えします!

テクニカル指標編 【第3回】一目均衡表

移動平均線分析の集大成!

移動平均線分析の集大成とも言える、一目均衡表について解説します!

究極のテクニカル分析と評されることもある「一目均衡表」ですが、
いざ使おうと思うと、とても複雑で難しい印象を持たれるかもしれません。

一目均衡表とは何か?それをひと言で言うなら、「移動平均線分析の集大成!」だと私は思います。
「移動平均線」については、前回、前々回と2回に渡って学んできましたが、これまで学んだ考え方を、
1枚のチャートにまとめたものが「一目均衡表」です!

と考えると「一目均衡表」も理解しやすいかもしれません。

テクニカル指標編 第3回目の今日は、移動平均線分析の集大成として「一目均衡表」について学びましょう!

一目均衡表とは?

一目均衡表とは、「相場がひと目で分かる!」ということでこの名が付いたと言われています。

一目で分かる!そんな画期的な分析手法は、戦前に一目山人いちもくさんじん(本名:細田悟一)氏によって編み出されました。
一目山人氏は、自ら研究所を作り長年の歳月を掛けて、苦心の末にこの「一目均衡表」を完成させたそうです。

私も長年相場を見ているので、さまざまな分析手法を使ってきましたが、この「一目均衡表」は相場のディープな世界を見たい人向きの分析手法だと思っています。
と言うのも、条件が複雑なんです。
正直に言うと、「使い方はこうです!」と言い切れないところがあります...

ですので今回は、「基本用語とその役割や考え方」に特化して解説を進めていきます。

それでは「一目均衡表」を構成する、“5つの線”“1つの雲”を確認しましょう!

一目均衡表
転換線

当日を含む過去9日間の最高値と最安値の平均値

9日移動平均線とほぼ同じ動きをします。

基準線

当日を含む過去26日間の最高値と最安値の平均値

26日移動平均線とほぼ同じ動きをします。

先行スパン1

基準線と転換線の平均値を、
当日を含めて
26日先行させたもの

17.5日[(9+26)÷2]移動平均と
ほぼ同じ動きをします。

先行スパン2

当日を含む過去52日間の最高値と最安値の平均を、当日を含めて26日先行させたもの

52日移動平均とほぼ同じ動きをします。

遅行スパン

当日の終値を当日を含めて26日前に遅行させたもの

結果的に移動平均の向きを見ることになるので、
グランビルの法則と考え方は同じです。

先行スパン1先行スパン2に挟まれた領域。

この雲は、抵抗線になったり支持線になったりします。
株価が雲の上にあるときには支持線に、
雲の下にあるときには抵抗線になります。

このように、一目均衡表の各要素は、結果的に移動平均線にも同じ要素を見つけることができます。

一目均衡表の見方

それぞれの要素は、2つのグループに分けることができます。

グループ1:株価の動く方向を判断する

転換線基準線遅行スパン
<株価が上昇トレンドにある時>

上から順に
遅行スパン → 株価 → 転換線 → 基準線
と並びます。

<株価が下落トレンドにある時>

上から順に
基準線 → 転換線 → 株価 → 遅行スパン
と並びます。

転換点を見逃すな 

株価の動く方向(トレンド)が変わる時、それぞれ位置が入れ替わります。

株価の上昇サイン「好転」

株価が上昇トレンドに変わると、転換線基準線を下から上に抜く。
遅行スパンは株価を下から上に抜く。

株価の上昇サイン「好転」

9日移動平均と26日移動平均のゴールデンクロスと言い換えることができます。

株価の下落サイン「逆転」

株価が下落トレンドに変わると、転換線基準線を上から下に抜く。
遅行スパンは株価を上から下に抜く。

株価の下落サイン「逆転」

同様に、9日移動平均と26日移動平均のデッドクロスと言い換えることができます。

グループ2:押し目や戻りを判断する

先行スパン1先行スパン2

移動平均と似たものを先行して表示させる意味は、一定期間の平均コストが、投資家の押し目買いや戻り売りの目安として働くためです。

<雲が抵抗線となる場合>
<雲が支持線となる場合>

この雲を使って簡単に相場判断する方法がダイワのオンライントレードの多機能チャートにはあるので、「オンライントレードにログイン!」コーナーでご説明します。

最強シグナル!三役好転

一目均衡表で、総合的に見て「買いシグナル」となる状況を「三役好転」「売りシグナル」となる状況を「三役逆転」と呼びます。
三役という名の通り、満たすべき条件が3つあります。

  • 1 転換線が基準線を上抜ける
  • 2 遅行スパンが株価を上抜ける
  • 3 現在の株価が雲を上抜ける

以上の条件が揃うことを三役好転といい、強い買いシグナルと捉えられます。
一方、すべての条件が逆となることを三役逆転といい、強い売りシグナルと捉えられます。

こんなチャートは見逃すな! 

チャートを確認しよう!
4902 コニカミノルタ 2014/2/19〜2014/10/9の日足
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オンライントレードにログイン!

それでは本日の締めくくりに、「一目均衡表」の雲を使って相場を判断する方法を確認しましょう!
大和証券のオンライントレードの「多機能チャート」には、テクニカル分析に強くなる機能がたくさん揃っています。

step1

大和証券オンライントレードにログイン

 
step2

検索窓から銘柄を検索
※4桁の銘柄コードでも銘柄名でも、どちらでも検索できます。

 
step3

多機能チャートをクリック

 
step4

ダイワの多機能チャートなら、「一目均衡表」を簡単に表示することができます!

 
step5

「テクニカル分析」には、さまざまな指標や条件で試した、
パフォーマンスの結果を数値化して見ることができます。

パフォーマンスの良かったものを選んで、そのリンクを押すと、多機能チャートに自動表示されます!
自分で面倒な設定をしなくても良いので、とても便利な機能です。

それでは今回は「一目均衡表」の「(条件)買い 雲を上抜け/ 売り 雲を下抜け」に注目してください。
そして、「通算パフォーマンス」の「買い&売り」をクリックしてみてください。

 
step6

すると、表示されるのはこのようなチャートです。
とても使える機能なので、みなさんの投資判断の一助にお役立てください。

テクニカル指標編【第3回のまとめ】

「一目均衡表」は、「ローソク足」同様に日本で生まれ、世界的に有名になったチャートの表現法です。

“日柄に相場は支配されている”という考え方に基づいているので、日足を重視される方に向いている分析手法だと思います。

「一目均衡表」は多機能チャートを使えば簡単に表示することができるのでぜひご活用ください!

「一目均衡表」については理解していただけましたか?次回もお楽しみに!

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