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先物・オプション取引を基礎から学ぼう 初心者向けガイド

第1章 日経225先物とは

日経225(日経平均株価)とは?

日経225(日経平均株価)とは簡単にいうと日本を代表する企業225社の株価の平均値を加工したものです。日本を代表する企業225社の株価を基に日本経済新聞社が算出、公表しており、株式市場のみならず日本経済の状態を表すTOPIXと並ぶ重要な株価指数として知られています。

日経225先物とは?

日経225先物とは日経225(日経平均株価)を対象とした取引で、将来の日経225(日経平均株価)を株式のように現在の市場価格で売買できます。ただし、日経225先物では期限までに決済しない場合は自動的に決済されて取引は終了します。

そもそも先物取引とは

先物取引とは、
(1)「特定の商品(原資産)」を、
(2)「将来の一定期日」までに
(3)「取引時点で定める価格」で
取引することを約束する取引のことで、「特定の商品(原資産)」の「取引時点で定める価格」と「将来の一定期日」における価格との差額で収益を得ようという取引です。

先物取引の由来

先物取引のはじまりは江戸時代の大阪の米市場に遡ります。
当時の基軸財貨は米でしたが、米の価格は天候、天災などの要因で常に変動します。
米商人たちはその価格を安定させたいと考え、あらかじめ米の売買価格を決めておくことで相場の乱高下がおきて経済が不安定になるリスクを回避するという目的で先物取引がはじまりました。

さらに米の値上がりを見越して買い付けたり、米の値下がりを見越して売り付けておくなど、先物取引を利用して利益を狙う参加者も現れました。

豊作 米価格↓ 不作 米価格↑ 天候等によって米価格が変動し、経済が不安定に 先物取引を使って経済が不安定になるリスクを回避

日経225先物にはどのような魅力があるか?

日経225先物の魅力として、以下の5つの魅力を挙げることができます。

1. 少額の資金で大きな取引ができます

少額の資金で大きな取引ができることから、レバレッジ効果により大きな利益を追求することが可能です。
ただし予想と反対に動いた場合、同様の効果が働き損失が拡大する恐れがあります。

2. 銘柄がシンプルでわかりやすい

株式投資になじみのある日経平均株価の動きに連動するため、シンプルで分かりやすく個別銘柄を選ぶ必要もありません。

3. 売りから取引を始められます

日経225先物の価格が下落すると思えば売りから取引をして、相場下落時でも利益を追求することが可能です。
ただし、予想と反対に動いた場合、損失が発生します。

4. 夜間も取引ができます

翌朝5時半まで取引可能なため、日中お忙しい方でも夜間にリアルタイムにお取引することができます。
また、夜間立会の取引時問中に、米国の雇用統計等、経済指標の発表などがあり、多くの経済イベントをリアルタイムにキャッチすることができます。

5. 「金利」や「貸株料」がかかりません

先物取引にかかるコストは手数料とその消費税のみです。
信用取引のような「金利」や「貸株料」等の保有コストは発生しません。

日経225先物の仕組みは?

日経225先物の仕組みとして、まずは以下の3つの特徴を理解する必要があります。

  • 1
    証拠金取引…お取引に証拠金が必要です
  • 2
    差金決済取引…売りと買いの差額で決済を行ないます
  • 3
    限月取引…お取引には期限があります

1. 証拠金取引

日経225先物取引をはじめるには別途「先物・オプション取引サービス口座」を開設し、証拠金を預ける必要があります。
預けた証拠金を担保に証拠金を上回る金額の取引が可能です。これを証拠金取引といいます。

証拠金額は株式会社日本証券クリアリング機構が採用する証拠金額(SPAN®証拠金額)を基準に、各証券会社が決定します。 SPAN®証拠金額は、日経平均の変動の大きさ(ボラティリティ)によって原則毎週見直されます。

証拠金取引の流れ お客さま 証拠金を預けます。 →証拠金(お金)→ 取引会社 信用を供与します。→証拠金額の何倍もの取引をする権利→お客さま
  • SPAN®証拠金額とは:
    シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が開発した計算方法であるSPAN®により計算された証拠金額のことです。
    「SPAN®」とは「The Standard Portfolio Analysis of Risk」の略で、証券会社はSPAN®証拠金額に○○○%という割合を掛けた金額を日経平均先物取引1枚あたりの必要証拠金として要求します。
    SPAN®証拠金額は市場の変動(ボラティリティ)が大きくなる程求められる金額が大きくなり、逆に小さくなる程度額も小さくなります。

2. 差金決済取引

日経225先物取引では、日経平均株価が「上昇」すると予想する場合は「買い」から、日経平均株価が「下落」すると予想する場合は「売り」から取引をはじめます。
決算方法は「反対売買(買ったものを売る、もしくは売ったものを買う)による決済」と「満期(SQ)による決済」の2パターンがあります。
決済の際には、単純に「買った価格」と「売った価格」の差額を受け取ったり、支払ったりして決算を行ないます。
これを差金決済取引といいます。

  • SQとは:
    「Special Quotation」(特別清算指数)の略で、先物取引・オプション取引において、満期日(SQ日と呼ぶ)を迎え強制決済される際に基準となっている清算方法のことです。
    日経225先物取引の場合、3,6,9,12月の第2金曜日が満期日、日経225オプション取引は毎月第2金曜日が満期日です。
    先物取引とオプション取引の満期日が重なる3,6,9,12月をメジャーSQと呼び、清算価格を巡っての思惑が働くことなどから現物市場における取引量も拡大し、株価の波乱要因の一つともされます。

差金決済取引の流れ

決算パターン1 反対売買による決済
ステップ1 証拠金を担保に売買を行ないます 日経平均先物価格 値上りしそうだから買っておこう 19,000円買い 時間 → ステップ2 反対売買を行ないます 日経平均先物価格 値上りしたので利益を確定しよう 19,500円反対売買 満期日(SQ日) 時間 → ステップ3 差額の受渡しを行ないます 売った時の価格19,500円 - 買った時の価格19,000円 差額の受渡し500円(利益) ※手数料等のコストは考慮していません ※予想と反対に動いた場合、損失となります
決算パターン2 満期(SQ)による決済
ステップ1 証拠金を担保に売買を行ないます 日経平均先物価格 値上りしそうだから買っておこう 19,000円買い 時間 → ステップ2 満期日まで保有し、SQ値で強制的に決済 日経平均先物価格 満期日まで保有し、SQ値で強制的に決済 20,000円SQ値 満期日(SQ日) 時間 → ステップ3 差額の受渡しを行ないます SQ値20,000円 - 買った時の価格19,000円 差額の受渡し1,000円(利益) ※手数料等のコストは考慮していません ※予想と反対に動いた場合、損失となります

3. 限月取引

日経225先物取引では、取引の満期日が定められています。この満期日が属する月を限月(げんげつ)といいます。
取引を行なう際は、この限月を選んで取引します。
これを限月取引といいます。
各限月の満期日は第2金曜日ですが、取引できる最終日はその前営業日となります。
満期日を迎えると、SQと呼ばれる特別清算指数値で自動的に決済されます。

大阪取引所で取引される日経225先物の限月は、3の倍数月(3月、6月、9月、12月)の合計13限月(6月・12月が10限月、3月・9月が3限月)です。
大和証券の「先物・オプション取引サービス」では、3の倍数月の直近5限月が取引できます。
具体的には、2017年6月1日時点なら、「2017年6月限(ぎり)」、「2017年9月限(ぎり)」、「2017年12月限(ぎり)」、「2018年3月限(ぎり)」、「2018年6月限(ぎり)」の5つの限月が取引できます。

「日経225先物」の限月例(2017年6月1日時点) 2017年6月限 2018年9月限 …3の倍数月(1) 2017年9月限 …3の倍数月(2) 2017年9月限 …3の倍数月(3) 2018年3月限 …3の倍数月(4) 2018年6月限 …3の倍数月(5) 2017年6月満期日 2017年9月満期日

いくらから取引がはじめられるの?

売買したい限月の「日経225先物」価格を1,000倍にした金額が1単位(1枚)の取引金額です。1単位(1枚)取引するのに必要な証拠金額は株式会社日本証券クリアリング機構が採用するSPAN®証拠金額を基準に、各証券会社が決定します。
例えば、現在「日経225先物」を19,000円で1単位(1枚)買うとすると取引金額は1,900万円で、この取引に必要な証拠金額は69万円です。(2017年6月1日現在)
このように、最低69万円の資金で1,900万円の取引をすることが可能です。

取引金額 日経平均先物価格19,000円×取引単位1,000倍×取引数量1単位=19,000,000円 証拠金額 SPAN®証拠金額690,000円×1.0当社が定める証拠金掛目=690,000円
  • 2017年6月1日現在
  • 手数料等のコストは考慮していません
  • 注意点、リスク管理については第5章参照

お取引にあたっての手数料等およびリスクについて

  • 先物・オプション取引サービスにおける先物取引の取引手数料は、日経225先物1枚あたり最大410.4 円(税込)、日経225mini 1枚あたり最大49.68 円(税込)です。オプション取引の取引手数料は、売買代金もしくはSQ決済により授受する差金額 × 0.1836%(最低108 円(税込))です。
  • 先物・オプション取引サービスに係る証拠金の額は、「SPAN®」を用いて計算したSPAN証拠金額をもとに当社が定めます。(日経225miniの場合は日経225先物の1枚あたりの証拠金額の10 分の1の額で計算されます)。証拠金はSPAN®により、先物・オプション取引全体の建玉から生じるリスクに応じて計算されますので、先物・オプション取引サービスの額の証拠金に対する比率を事前に示すことができません。維持証拠金は建玉を維持するために必要な証拠金額で、株式会社日本証券クリアリング機構が採用するSPAN証拠金額からネット・オプション・バリューを差引いた値のことです。指数先物取引の相場の変動により不足額が発生したときは、証拠金の追加差入れまたは追加預託が必要となります。
    • 「SPAN ®」はシカゴマーカンタイル取引所の登録商標です。先物・オプション取引サービスの証拠金額は取引所の規制等または当社独自の規制等により変更することがあります。
  • 先物・オプション取引サービスの価格は、対象とする株価指数の変動等により上下しますので、これにより損失が発生することがあります。市場価格が予想とは反対の方向に変化したときには、短期間のうちに証拠金の大部分またはそのすべてを失うことがあります。また、証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。
  • 先物・オプション取引サービスの売方は、取引の額が証拠金の額を上回るため、その損失の額は、証拠金の額を超えることがあります。先物・オプション取引サービスにおける指数オプション取引の買方が権利行使又は転売を行なわない場合には、権利は消滅し、この場合、買方は投資資金の全額を失うことになります。

その他ご留意事項

  • お取引に際しては、「先物・オプション取引サービスの取引に係るご注意」、「先物・オプション取引サービスの契約締結前交付書面」、「先物・オプション取引口座設定約諾書」、「先物・オプション取引サービスの利用・取引ルール」等、お客さま向け資料の内容をよくお読みください。