積立投資の活用法

積み立て豚

現状のようなマイナス金利下において、あらたに投資を始めようと思っている人も多いのではないでしょうか。
投資の目的は人それぞれですし、その手法や考え方もさまざまです。
ここでは、中長期的な視野で、できるだけリスクを抑えながらリターンを狙っていく株式投資の方法を、「増配」と「積立」という2つの切り口からご紹介します。

(2016年6月1日作成)

どの銘柄を買うか?

株式投資から生まれる利益の種類は、大きく分けて2つあります。
1つは、株価が上がることで得られる利益(キャピタルゲイン)で、もう1つは配当(インカムゲイン)です。
この配当とは、企業が稼いだ利益の一部として株主に還元されるものです。

配当の支払いが前回よりも増えることを「増配」といいます。
特に、連続して増配を実施している企業への注目は高まっており、そのような企業の株価は市場平均を上回る良好なパフォーマンスを発揮しています。

【10年連続増配企業の株価とTOPIX】

※2005年度〜2015年度の10年間、連続して増配を実施している企業(25社)の株価の時価総額加重平均合成株価を作成。
2006年初=100とした指数。

(出所)Bloombergより大和証券作成(2016年4月29日現在)

これには、業績が堅調で安定的に稼ぐ力がある、株主への還元に積極的で安定株主の獲得に成功している、といった理由があるようです。

10年間で増配を続けている銘柄には、たとえば次のようなものがあります。

銘柄
コード
銘柄名 概要
9433 KDDI KDDI 総合通信会社大手
4452 花王 花王 トイレタリー国内トップ。化粧品でも大手
9843 ニトリホールディングス ニトリホールディングス 家具・インテリアの小売り最大手
5947 リンナイ リンナイ ガス機器のトップ
4967 小林製薬 小林製薬 芳香消臭剤で首位の家庭用品メーカー

私たちの生活にも馴染みのある企業が多いですね。
株主還元の意識が高く、業績も堅調な「増配銘柄」は、意外と身近なところにあるのかもしれません。

どのタイミングで買うか?

「低いときに買って高いときに売る」これが株式投資のタイミングにおける成功のセオリーですが、そううまいことばかりいかないのも投資です。
いつ買うか悩んでいるうちに絶好の機会を逃してしまったり、もっと上がると思って買ったら高値をつかんでしまったり・・・タイミングに関する悩みは尽きません。
そこで、投資のタイミングを気にせず、つまり、時間を味方に少額から投資が可能な「積立投資」を活用してみましょう。

積立投資では、ある株式を一定金額、「毎月1回」といったように決まったタイミングでコツコツと買付けます。
このような方法を一般的に「ドル・コスト平均法」といい、時間分散のメリットを最大限享受できる投資手法といわれます。

一定の金額で買うため、株価が低い時は相対的に買付数量が増え、反対に株価が高い時には相対的に買付数量が減ります。
これによって、購入単価が平均化され、期間が長くなればなるほど投資のリスクを軽減することができるのです。

平均購入単価イメージ

連続増配銘柄の積立投資シミュレーション

では2006年からの過去10年間において、連続増配銘柄に積立投資をしていたとしたら、どうだったのでしょうか。

まず、「KDDI」で検証してみましょう。

KDDI
KDDI

(出所)Bloombergより大和証券作成
(2016年4月29日現在)

積立投資で、毎月1万円ずつ「KDDI」を買っていったときの投資額は灰色の点線です。
2006年からの10年間、株価は下がったり上がったりしていますが、残高を売却したり買付をストップしたりせず、コツコツと一定額を買い続けます。

このときの投資資産の残高は、赤色の曲線ですが、2007年のような株価の下落局面でも、株価の変動と比較してその変動幅は小さいことが分かります。
これは、積立投資の「ドル・コスト平均法」によるリスク軽減効果が表れているといえます。

次に、国内上場企業最長の26期連続増配を実施している「花王」はどうでしょうか。

花王
花王

(出所)Bloombergより大和証券作成
(2016年4月29日現在)

ここでも積立投資によってリスクを抑えた運用ができていることが分かりますね。

また、青色の曲線は受けとった配当金をその度「花王」に再投資し続けた場合の資産残高です。
再投資しなかったときとの赤色の曲線と比べると、再投資をしたときのパフォーマンスは少しですが良いですね。
このように、「花王」や「KDDI」のような連続増配銘柄で積立投資をするときは、受けとる配当金を再投資することも投資効果を高める方法の1つといえます。

その他の連続増配銘柄の検証も確認してみましょう。

ニトリホールディングス
ニトリホールディングス

(出所)Bloombergより大和証券作成
(2016年4月29日現在)

リンナイ
リンナイ

(出所)Bloombergより大和証券作成
(2016年4月29日現在)

小林製薬
小林製薬

(出所)Bloombergより大和証券作成
(2016年4月29日現在)

ここまでご紹介してきた増配銘柄での積立投資は、リスクを抑えながら長い目で資産を形成していきたいという方にぴったりの投資方法です。
投資をこれから始めようと思っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

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