マイクロファイナンス特集

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Smile Investment to End Poverty

貧困は希望を奪う

貧困問題は、われわれ人類が直面する最も大きな課題です。いま、世界の人口の5人に2人にあたる28億人が1日2ドル未満で生活しており、うち12億人が1ドル未満での生活を強いられているといわれています。結果、開発途上国では、毎日33,000人の子どもが命を失い、毎分1人以上の女性が出産で命を落としています。貧困はまた、1億人以上の子どもたちから学校に通う機会を奪っています。[1]
[1]世界銀行 「世界開発報告2000/2001」
これまで、貧困問題の解決に向けて官民双方から様々な取り組みがなされてきました。それらの成果が直接・間接的にどれぐらいあったのかを測ることはできませんが、1日1ドル未満で生活する最貧困層の数は着実に減少していることがわかっています。これはまぎれもなく良いニュースでしょう。しかし残念ながら、それが地域ごとに均等にみられるわけではありません。実際、中国以外の開発途上国では1日1ドルの水準から抜け出した人の数は1980年以来ほとんど変わっていないとの指摘があります。また、1日2ドル未満で生活する貧困層の数はむしろ増加しているとの統計データもあります。

新しい投資のかたちを

大和証券グループでは貧困等の社会的課題の解決につながる金融商品の開発・組成、販売をすすめています。2008年3月には、日本で初めて「ワクチン債」の売出しを行いました。開発途上国の子どもたちに予防接種を提供しようという世界的な取り組みの中で生まれたワクチン債は、多くのお客さまから賛同の声を頂き、今では金融機関の枠を超えた商品へと育っています。
そして2009年、貧困問題の解決に向けた有力な手段であるマイクロファイナンスを日本の皆様にご紹介いたします。事業活動を通じて社会的利益の最大化を図るマイクロファイナンスは、いま大きな注目を集めています。マイクロファイナンス事業へ資金を投じることで、投資家は従来型の投資リターン(ファイナンシャル・リターン)だけでなく、社会的な利益(ソーシャル・リターン)も享受することが期待できます。その社会性の高さから、既に欧米ではおよそ6000億円の民間投資資金がマイクロファイナンスへ投じられています。日本でもこの新しい投資のかたちを拡げていくことを目指し、大和証券は2009年11月に第一弾、2010年6月に第二弾の「国際金融公社マイクロファイナンス・ボンド」を販売しました。