マイクロファイナンスの概要

マイクロクレジットの利用者

海外のマイクロファイナンス関連Webサイトを見ると、マイクロクレジットの利用者のことをEntrepreneurial Poorと表現していることが多いことに気付きます。直訳すると「起業家精神にあふれた貧困層」ということになりますが、ちょっと違和感がありますね。日本語に訳すなら「事業を行う意思があるけれども貧困であるが故にできない、あるいはできても貧困からは抜け出せない人々」といったほうがわかりやすいでしょう。
ニワトリや牛を飼うにしても、野菜を栽培するにしても、工芸品をつくるにしても、必ず元手が必要です。しかし、担保のない貧困層が銀行から融資を受けることは不可能なため、インフォーマルな資金源に頼らざるを得ません。ところが、そうした資金源の金利は年100〜200%、ときに年1000%と法外な水準であり、せっかく生産活動を通じて収益を得ても借金を返済したら手元にほとんど何も残らないということになります。これではいつまでたっても貧困から抜け出すことは出来ません。グラミン銀行をはじめとするマイクロファイナンス機関は、こうした絶望的な状況を打破するために、自立する意思のある人々のために無担保で事業資金を提供します。
利用者の特徴として、女性が多いことも挙げられます。全世界のマイクロファイナンス利用者は1億5000万人を超えるといわれていますが、そのうち8割が女性だそうです。グラミン銀行の場合、利用者の実に97%が女性です。開発途上国では女性の社会的地位が低いことも少なくありません。女性の経済力向上を促すマイクロファイナンスは、貧困削減だけでなく女性の社会的地位向上、経済的自立にも効果をもたらしているといわれています(ジェンダー・エンパワーメント効果)。
ところで、マイクロクレジットの批判の中に、「絶対的貧困の状況に置かれている人々にとって何の役にもたっていない」というものがあります。絶対的貧困とは、人間らしい生活からは程遠い状況を指し、世界銀行は1日1.25ドル未満で生活する人々と定義しています(2008年にそれまでの1日1ドル未満という定義から変更)。このような人々は、そもそも生産活動を行う基盤すら持たないため、銀行融資どころかマイクロクレジットでさえ利用できない環境にあるのです。こうした批判に対して、世界最大規模のNGOであるBRACは2002年に、グラミン銀行も2004年に絶対的貧困者を対象としたプログラムを開始しています。

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