為替予約等の提供
サービスの概要
- M&Aにおいては、最終契約締結から案件のクロージング(株式の引渡し、資金決済等)までに一定のタイムラグがあります。
- そのため、クロスボーダーM&A取引において、外国通貨建てで買収金額を定めていた場合、為替変動により、決済日の円建ての支払い金額が変動するリスク(為替変動リスク)が存在します。
- 弊社では、当該ヘッジに必要な外国為替取引に関連する様々なサービス(OTC※でのオプション取引・為替予約等)を提供いたしております。
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OTC = Over The Counter / 相対取引
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例)日本の企業が海外の企業を買収する際に、海外企業に10百万米ドルを支払う場合(契約締結日のドル円レートを110円/ドルとする)
- 決済日当日のスポットレートで米ドルの調達を行う場合、円-ドル為替レートが、契約締結日に比べ円高に振れた場合は円建ての支払額は減少するが、円安に振れた場合は円建ての支払額は増加する。(為替変動リスク)
- これに対し、例えば行使価格110円、オプション料(プレミアム)3円の米ドルのコールオプションを弊社とのOTCで取り組むことで決済日の為替変動リスクをヘッジすることが可能。
- 円-ドル為替相場が円安に振れた場合は、コールオプションを行使することにより、行使価格110円(+オプション料)で決済を行うことができ、円建ての支払額の増加を防ぐことが可能(コストはオプション料総額の30百万円で固定)。
- 一方、円-ドル為替相場が円高に振れた場合は、オプションを放棄してスポットレートでドル買いを行う。但し、オプション料の3円(総額にして30百万円)のコストは発生。
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上記の為替レート、オプション料等は実際の数値とは関係がございません。実際には、必要とされる通貨の実勢為替レートに従い、オプション手数料等は個別の案件毎にご相談させて頂くこととなります。